旭大星、驚きの現在地。

 旭大星 託也 (きょくたいせい たくや) 大島部屋 33歳

北海道旭川市出身 

最高位前頭8枚目

ケガで苦しみ、長期休場していたのは知っていたが、まさかここまで番付を落としていたとは・・・。

最新の九州場所の番付より、今場所は西序ノ口5枚目に位置していた。

近年の休場に繋がるケガとして
2020年9月「左アキレス腱断裂」
2021年7月「左膝関節外側側副靱帯損傷」

とあった。

先場所9月場所まで3場所連続休場というぐらいだから只事ではない。

現在の足の状態
治るメド・期間
メンタル・モチベーション

などなど、気掛かりだ。

オレンジ色の締め込みが似合うあの勇姿

旭川後援会から贈られた白くまの化粧回し
自身の披露宴で亡き母からの手紙の読み上げで号泣したエピソードなどが印象深い。

この苦しい経験を捲土重来の糧にしてほしい。

通算0勝1敗、珍名力士・育盛物語。

式秀部屋(しきひでべや)
茨城県龍ヶ崎市に元前頭9枚目・北桜が師匠を務めるこの部屋には、キラキラ四股名や珍名力士が多く所属していることでも、よく知られている。

その中の一人に残念ながら現役は引退してしまったが、目に頭に記憶に焼き付いて離れない珍名力士が土俵を去って8年以上の時間が過ぎたことを思い知らされた。

「育盛」(そだちざかり)

本名 田井雅人。

小学校から高校生の間に不登校を経験。

高校時代はソフトテニス部に所属していたらしい。

2014年7月場所の新弟子検査で合格基準の体重67㎏に4㎏足りず、おにぎり4個・うどん2杯を食べ、水3リットルをやっとの思いで飲み干し、どうにか検査をパスしたというエピソードの持ち主。

前相撲の2番はともに黒星に終わったが、驚くべきはその所要時間。

一番相撲が1秒二番相撲が2秒

と記録が残っている。

動画を見つけた。

見よ、この衝撃的な負けっぷりを⇊

取組直後のニヒルな笑みは何を意味する。

そして初土俵を迎えた翌9月場所初日の前日、式秀親方が引退届を提出し、受理されて、通算成績0勝1敗で土俵を去った。

育盛の父親曰く、「体力の限界だったということ。8月までは元気でやっていたが、9月になって疲れが一挙に出てしまったのか、体調を崩し、枚方の実家に一度戻り家族会議を重ねた結果、引退という結論になった」

70㎏あった体重が58㎏まで瘦せた。やはり、相応の心労があったのか。

最後は、家族に説得された形での引退になったようである。

その後、双極性障害という精神疾患を患い3度の入院。この病は2014年10月頃の発症らしいので、現役引退後の話になる。

https://www.youtube.com/watch?v=Yy50cMBP-QM
https://www.youtube.com/watch?v=geSXjrTgxPI&t=24s

2021年9月には大学を卒業。

アルバイトをしながら、将来の道を模索する現在だとか。

https://www.youtube.com/watch?v=IBRR1SV_E-Q

2ヶ月の力士生活であっても、新弟子検査・体重合格を目指した苦しい思い出や、珍名であるがゆえに、世間からの注目を浴びながら一瞬で吹き飛ばされた相撲、毎日の朝稽古の鍛錬も、それは厳しくつらいものであったろう。

そういった経験も、いずれ心の良薬・財産に変わる時がきっと来る。

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正代の大関昇進披露祝賀会は是か非か

 大関というには、ここまであまりにふさわしくない成績が続いている、正代。

その大関昇進披露祝賀会が、八角理事長や部屋後援会関係者など、なんと約400名もの出席者を集め、盛大に行われたようだ。

昨今の時代背景(コロナ禍)もあるが、果たしてこの祝賀パーティーは是か否か。

先場所までの大関在位成績が


在位12場所
大関成績89勝81敗10休
大関勝率55.5%
というありさま。

wikipediaより引用

いつ頃から頭角を現したっけな?との思いで成績を振り返ってみると、2019年九州場所で、西前頭10枚目で11勝4敗・敢闘賞受賞の場所から、大関昇進へ向けて覚醒したようだ。

昇進後、2ケタ勝利は2回(2021年初場所11勝・今年名古屋場所10勝)のみ。
8勝・9勝と1ケタの勝ち星が5回。

負け越し4回。
休場歴も新大関で迎えた2020年11月場所だけ(途中休場)

迎える九州場所、5度目のカド番。

照ノ富士のようなひざに爆弾を抱えている訳でもない。

アマチュアの実績に、身長182㎝・体重165㎏の立派な体格は、まだまだ秘めた潜在能力が眠ってるようにしか思えてならない。

~結論~
①コロナ禍
②大関昇進以降の振るわない成績
③大関在位12場所の時間経過

以上の理由で、主観だけで言うには、8・2で私は非と見た。

しょーだーい!!↓↓↓

二子山部屋のマイケル

 元大関・雅山の二子山部屋に「舞蹴(まいける)」という力士がいる。

BS中継で幕下以下の勝敗結果を伝えられる時に、「あぁ、そういう四股名の力士がいるんだな」と記憶の片隅にあったので、調べてみた。

舞蹴 修樹(まいける しゅうき)

1998年7月15日 福井県福井市出身の24歳。 
学生相撲経験者の父とフィリピン出身の母の間に生まれる。
「マイケル・ジャクソンやマイケル・ジョーダンのように有名になってほしい」という母の願いが込められた名前だ。

小学校入学時点で身長140センチ・体重50キロの体格があり、家族の勧めで、地元の相撲教室に通うことになった。

福井農林高時代には、3年時に金沢大会で3位に入った実績を持つ。
この頃に元大関・雅山の二子山親方にスカウトされたとか。

プロデビュー後、6場所連続勝ち越し、幕下まで所要10場所と順調に出世を続けた。

2019年頃にはケガもあり、本来の相撲が取りきれない時期もあったようだ。

現時点での直近の星取となる、令和4年秋場所は東三段目5枚目で4勝3敗。

「舞って蹴る。足技で勝ったら絶対盛り上がると思う」と抱負を語っている。

元小結・大徹(湊川親方)以来、関取不在が32年続く福井県に再び相撲の灯りがさしてほしい。

力士数減に苦しむ錦戸部屋に入門希望者が。

今年に入り、幕下若ノ湖、元十両の極心道が相次ぐ引退で力士数が一人(水戸龍)+去年九州場所から4場所連続休場、現在番付外の富士泉のみになってしまった元関脇・水戸泉の錦戸部屋に一筋の光が・・・。

静岡県掛川市在住の中学3年生・中村謙信さんが、来春卒業後に錦戸部屋への入門が決まったそうだ。

小学校の頃から「将来は相撲取り」と心に秘め、小学1年生の頃から9年間柔道に取り組み、格闘技経験を育んできた。

現在の身長が165センチ・体重88キロ。

苦境続く部屋に15歳で角界入りを決意した若者は、更なる明るい光をもたらせるか✨

頑張ってほしい!

水戸泉という名のお酒で一杯↓↓↓