大の里、3敗のうちの2敗

 今場所、十両優勝こそ成らなかったものの、最終成績12勝3敗と抜群の強さ・成績を見せつけた東十両5枚目・大の里 泰輝(二所ノ関)
来場所は、おそらく新入幕昇進を果たすものと思われる。

スピードあふれる取り口・チャンスと見たら一気に仕留めにかかる決断力と攻撃力が良い。

九州場所に敗戦を喫した3回(本割り)のみ。
この3敗のうち(ほぼ)一方的完敗を喫したのは、島津海戦(10日目)だけだった。

他の2敗を振り返れば・・・。

5日目・玉正鳳戦 9割方勝っていた展開だと思ったが、体が柔らかく土俵際に余裕があった玉正鳳の上手投げを食った形になった。

8日目・琴勝峰戦 これも大の里ペースで進めていた相撲。詰めの部分で(大の里)上手を切られ、琴勝峰の上手出し投げに崩れた惜しい相撲。

う~ん、この2番に限って言えばどうにも詰めが甘かった。
他のほとんどの取組は際立っていただけに・・・。

今場所前の連合稽古では、一門の大先輩である玉鷲から腰高を指摘され、何度も転がされ続けたそうだが。

詰めの甘さと腰高をどれだけ矯正できるか。
来場所に向けて、実のある稽古・調整をしてほしい。

伯桜鵬と同じような新入幕での活躍を期待しているだけに。

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ご当地力士の活躍・島津海編

 ご当地を自己最高位(西十両2枚目)で迎えた島津海(種子島出身)
新入幕を視野に入れ、心に期すものがあったはずだ。
結果は9勝6敗という堂々たる成績。二所の新鋭2人(大の里・高橋)にも完勝してみせた。

大の里戦↓↓↓

父親が若嶋津と知り合いだったことが縁で、中卒で入門。
長い下積み生活があったが、今場所のこの成績で悲願の新入幕を決めたのではという見方が多いようだ。11月場所の9勝を振り返ってみると、勝機と見るや一気に勝負を決めにいく姿勢がよかったか(水戸龍戦の力づくで極められたが耐えて力勝負で勝ったなんてこともあったが)

今場所、幕内優勝争いを盛り上げた一山本と同じ放駒部屋所属。
バラエティ番組出演で人気もジワリと沸騰中か。
(気が早いが)来場所はこの2人「放駒勢」にも注目だ。

場所前には、こんな感じで島津海を扱わせていただきました↓↓↓

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ご当地コンビ 東西幕内11枚目 境川部屋

今場所の佐田の海の何が凄いって、6・7日目と11月場所の優勝争いを最後まで牽引した2人(熱海富士と一山本)に完勝したこと。
今場所8勝7敗。何も秀でた数字ではないが、存在感と地力をきちんと見せた。
その熱海富士戦。

まだまだ幕内上位で見たい顔だし、39歳で奮闘を続ける玉鷲のような存在であり続けてほしいと思うのだが。
佐田の海 貴士(境川)東前頭11枚目 熊本県熊本市出身 

平戸海は、長崎県平戸市出身。去年秋場所(新入幕)からの連続在位は8場所。7月の東前頭5枚目がここまでの最高位。この平戸海も佐田の海同様、今場所は熱海富士と一山本、元大関の御嶽海に勝っている。

一山本戦(快勝を)振り返る。

一山本の消極的な引きを見逃さず、一気に勝負を決めた。
突き押し相撲を軸にしているようだが、四つでも組んでも十分にいけそうだが。

平戸海 雄貴 (境川) 西前頭11枚目 長崎県平戸市出身
今場所9勝6敗。
こちらはまだ23歳。この若さに地力と経験を装備させている最中だ。

今場所もお疲れ様でした↓↓↓

 

霧島が1年を締めた、2度目の優勝! 九州場所千秋楽

 結局、幕内優勝は大関・霧島で幕を閉じた。
熱海富士が勝って霧島が負ければ決定戦の可能戦もあった訳だが、まずは本割りに組まれたのは琴ノ若戦。
熱海富士が低く頭から当たっていった立ち合い。回しが取れず、琴ノ若はタイミングを見透かしたように引き落とし。土俵にバッタリ熱海富士。この瞬間に霧島の優勝が決まった。
熱海富士、今場所も一歩及ばずの結果になったが、計り知れない悔しさと引き替えに、また貴重な経験と更にぶ厚い壁を乗り越えないと優勝にたどり着けないと実感できたことが、何よりの財産になる。

優勝が決まったあとの霧島は貴景勝との結び。
こちらも、上述の熱海富士・霧島戦と同じような相撲・流れで霧島が貴景勝を突き落としに破った。
7月に大関になり途中休場、先場所(9月)も2ケタ勝利すら上げられなかったが、優勝インタビューで本人が語っていた通り、場所前は充実した稽古を積み、その積み重ねが優勝という花を咲かせたようだ。今年は小結から大関にまで昇進した。来年は良い年にできるだろうか。
反対に「綱取り」と注目を集めていた貴景勝は9勝6敗に終わる。・・・、厳しいか。

・宇良が念願の三役入りを果たせそうである。右からの投げで崩し、渾身の押し倒し。厄介な北青鵬を下し、31歳は小さくガッツポーズをした。

・豪ノ山ー湘南乃海は立ち合い嚙み合わなかったが、成立後は豪ノ山が積極的な突き押し、最後ははず押しで押し出した。幕内3場所目の豪ノ山、東4枚目で勝ち越してみせた。

・十両では本割りでここまで3敗の琴勝峰と大の里がともに勝利し、決定戦へ。
琴勝峰の左上手がものをいい、上手投げで仕留めて十両優勝。早い攻めにプラス(プロ)経験が上回ったのでしょうか。両者の最終成績は12勝3敗で来場所はお互い幕内力士で、この続きが見られるのか。

来年は霧島と琴ノ若が更にステップアップできるのか、熱海富士・豪ノ山・大の里辺りが上位を脅かす存在になれるのか、展望が尽きることはない。

霧島で乾杯!↓↓↓

霧島が一歩リードも 九州場所14日目

 結びの大一番、2敗同士の優勝が大きく絡む霧島・熱海富士。
一度、熱海富士が突っかける。焦りか駆け引きか。
成立した立ち合いから、熱海富士右差し、霧島は右下手か。
その霧島、おっつけからの巻き替えがうまく決まりもろ差しに。迷うことなく勝負に出て寄り切って完勝。霧島2敗を守り、熱海富士が3敗に後退。
7日目からの8連勝で霧島はほとんど慌てることなく、冷静に対処し続け、着実に勝利を掴んでいる。熱海富士はもう少しあとちょっと経験値を上積みすれば、もっと上位を苦しめられる力士になるだろう。が、優勝の目が消えた訳じゃない。明日は琴ノ若、霧島の明日は貴景勝。

場所前には「綱取り」などと大きな話題をさらった貴景勝も11日目で既に4敗。
優勝戦線からも脱落。気持ちを切らさず来場所へつなげられるか大栄翔と今日の一番。
大栄翔の回転ある突っ張りになすすべなく、あっさりと土俵を割った。
「致命傷」とも言える首と膝の難儀から、ここから上・先を望むのはもう無理に近いのか。

琴ノ若は湘南乃海を突き落としに破り2ケタ10勝目。
明日は熱海富士戦を控えるが、ひとつでも多くの勝ち星を上げて、「大関」を見据えた足掛かりにしたいところだが果たして。

・十両は昨日まで3敗の琴勝峰と大の里が揃って勝ち、明日は琴勝峰が朝紅龍、大の里が水戸龍と激突する。

明日の千秋楽、優勝がかかっていなくとも、豊昇龍・大栄翔、豪ノ山・湘南乃海辺りは興味をそそられる(個人的嗜好が入っているが)

数字上では霧島有利。しかし、何が起こるかわからない。
21歳・熱海富士の大逆転もあり得る。

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