藤ノ川、善戦実らず 2026夏場所3日目

 大関復帰の霧島に新進気鋭の藤ノ川。
この好取組、藤ノ川がどこまで抵抗できるか、攻勢を仕掛けられるか…、と思って振り返ってみた。
大関・霧島が藤ノ川の突き押しをすぐに吸収し、捕まえた。
外四つではあったが、極めて寄った際に藤ノ川の足が出ていた。
(行司・勝負審判は)ここを見逃してしまい、相撲(余興)が続いてしまう形になったが、寄り切りで霧島の勝ち。
スピードと駆け引きでもう少し(藤ノ川が)対抗できるかなと思ったが、そうはうまくいかなかった。

炎鵬感動物語・3日目は、幕下の貴健斗戦。
立ち合い(変則気味に)フワッと立った(炎鵬)粘り強く下から攻め続ける。
最後は頭をつけて、体を預けるように押し出した。
一日一番精神で3連勝、明日は大花龍戦。
本当によくやっている。

両関脇に初日(片目があいた)
熱海富士は王鵬の引きに乗じて一気の押し出し(この一勝が転機となってほしい)
琴勝峰は一山本に頭を付けられ、しばらく苦しい体勢を強いられるも、土俵際のすくい投げで豪快に転がした。

・旭富士(東三段目6枚目)、一気の押し出しでプロ入り(負けなしの)16連勝。
・その直後に登場の山藤(出羽海・76㎏)は、隠岐の浜(八角)に小手投げで敗れている。

旭富士、インパクトのある写真(顔立ち)である↓↓

史上最〇の序ノ口決戦 2026夏場所2日目

 やっぱり豊昇龍は休場した。 
敗戦後の振る舞いを見れば、どうしたって今日の出場は考えられなかった。

屋台骨3本(安青錦を入れて)の欠損は痛すぎる。

じゃぁ、他の顔ぶれ(大関)はどうだったか(結果を確認したら)

霧島は義ノ富士の抵抗に合ったが主導権は渡さなかった(連勝)
琴櫻は受け身で腰高、いいところなく連敗。

ならばと、今日の結果を深く深く追ってみた。
序ノ口に森麗‐潮来桜というレジェンド2人の取組があったので、そこに焦点を当てる。

失礼ながらこの両者、序ノ口の常連。
森麗(38歳)に潮来桜(47歳)、角界には勝ち負けを超えて欠かせない存在になっている。
森麗のマゲ姿、前頭部はかなり毛髪が怪しい。床山の苦労も半端ではないだろう。

とにかく動画を貼り付ける。

普段の十両以上の相撲を見慣れてる身としては、レベルの違いは大幅に認めるとしても、やっぱり動きが緩慢だ。
潮来桜にいなされ、残せる足腰もなく突き落としにてあえなく完敗したのであった。

しかし、この顔ぶれの対戦成績は12勝6敗で森麗がリードしているとか。

今まで通り、前を見続けるであろう森麗、いや両者に惜しみない声援を送り続けたい。

豊昇龍の体たらくと炎鵬感動物語 2026夏場所初日

 横綱・大の里と大関・安青錦が初日より休場。
大黒柱2名が抜け、横綱・豊昇龍にはおのずと責任と注目という名の重圧(しわ寄せ)が自然とかかる。

しかし、結びの一番(髙安戦)で早くも醜態をさらした。
髙安のもろ手突きをかいくぐって巻き替えにいくも、頭を抑えられながら上手投げを決められ、土俵中央にバッタリ。
しばらく立ち上がれず、足を引きずりながら退場。途中で引き返しきて、どうしたのかと思ったら土俵に一礼。その後は付き人と新米若者頭・千代丸らに支えられて退場。奥の廊下で車椅子に座って搬送されるという始末。
もはや、この夏場所は2日目から横綱がいなくなるのか!?
ここまでケガの続報が聞こえてこない。

大関復帰の霧島は落ち着いて隆の勝を叩き込んだが、琴櫻がいただけなかった。というより、藤ノ川が良かった。右に左によく動き、的確に押し、突き出し。意識・集中力・気合、要するにメンタルでも上回っていたと感じた。
現在3場所連続勝ち越し中、今場所も話題を振りまくか。

幕内上位再登場の豪ノ山(西4枚目)
出足と馬力で元春を押し出し。先場所中盤まで9勝1敗の活躍(快進撃)は今場所も見られるか。

史上初の偉業、幕内から序ノ口に転落ののち、関取に返り咲いた炎鵬の復帰初戦。
栃大海を相手に押し出した。
「最高ですね。つくづく今日までやってきてよかったと思う」
成し遂げた本人にしか言えない心境を取組後の談話として残してくれたようである。
少し体重が増えたらしい、肉付きがよくなったように見えた。

嵐富士、待ったなし!!

 今年初場所の伊勢ヶ濱勢一斉改名により「嵐富士」となった旧・松井。

初土俵からじわじわと番付を上げ、5月夏場所は自己最高位の東幕下2枚目で戦う。
念願の関取昇進へ向けて調整にぬかりはないか、準備は整ったか。

福岡県糟屋郡出身、アマチュアで実績を上げ(鳥取城北高校出身)
前・宮城野の白鵬氏が勧誘、幕下付け出しで颯爽とデビューしたのが2年前の春場所。その後、大勝ち(6勝以上や各段優勝)こそないものの、ここまでこぎつけてきた。

172㎝・123㎏と相撲協会のプロフィールには記載がある。

押し相撲の決まり手で稼いでいる勝ち星が多い。
突き押しの先制攻撃を仕掛けて距離を取り、忙しく動いて白星を掴み取りたい。

所属部屋の不祥事が伝えられた昨今、来たる夏場所で「嵐を呼ぶ男」になれるか。


3度目の幕下で山藤が残した爪痕

 自身3回目の幕下で迎えた春場所も残念ながら3勝4敗で負け越し。

けれども、その独自のスタイル・存在感(爪痕)はきちんと残してくれた。
2勝4敗で迎えた千秋楽、対戦相手は悠錦(はるにしき・朝日山、西三段目2枚目)
悠錦、委細構わず強引に出るも、山藤かいくぐって相手の左腕を取り、とったり!!

この超細身(76,3㎏)が128,9㎏の悠錦を裏返した。
50㎏差もなんのその。山藤らしさ全開のこの相撲だった。

しかし現実はそう甘くなく、この体格が後塵を拝することになっているのか、幕下に番付された場所での勝ち越しは今回も持ち越しとなってしまった。

おそらく、来場所は幕下に踏みとどまることができず、三段目上位に番付されるのではという識者の見方である。