要人達の負けの末・・・、 2026春場所14日目

 14日目を迎える前段階での(優勝争いにおける)整理。

1敗 霧島
3敗 豊昇龍・琴勝峰
霧島勝てば、一発優勝
負けても豊昇龍と琴勝峰共に敗れれば、優勝。

結果を確認したら、後者のパターンでの霧島が3度目の優勝。
おめでとう!だが、モヤモヤが少し残った。

その周辺を更におさらい。

琴勝峰、熱海富士相手にすぐ右上手取るも(熱海富士の)右おっつけからの圧力に封じられた。
これにて脱落。

霧島、勝ってすんなり優勝といくか、安青錦戦。
立ち合い成立と同時に、安青錦必勝スタイルの頭をつけて低い姿勢。
両前みつをひいて、安青錦タイム。
間髪入れずに、ひねり技を合わせながらの下手投げ!
技巧派力士・安青錦、本領発揮の一番に終わった。

優勝争い該当者3人目は横綱・豊昇龍。
がっぷり四つからの探り合い。ひきつけあったあと、押さえつけながら出し投げで崩しにかかるも、脇が開いたところにもろ差し許し、外掛けで土俵に這った。
同時に霧島3度目の優勝、復活劇にのろしを上げた瞬間となる。

・新十両の藤天晴、長い黒星トンネルを「9」で止めた。
・39歳鳰の湖負け越し、38歳富士東が勝ち越し
・宇瑠寅、今場所の決まり手は5勝とも「足取り」
・森麗と潮来桜、共に2勝5敗で今場所を終え、序ノ口に居座り続ける。

霧島が近づいてきた 2026春場所13日目

 大関復帰・賜杯奪還なるか、霧島。
12勝目を賭けて、王鵬との一番。
突き押しのやり取りのあと、捕まえたのは霧島。
左差しと右のおっつけ、が上手に変わって寄り倒した。
(この時点で一歩前進の霧島)結びの決戦を待つ。

その結び、3敗豊昇龍と2敗琴勝峰。
優勝戦線を大きく揺るがす取組である。
強い当たりから一気に勝負に出た琴勝峰だったが、横綱動じず。
左に回り込んでの叩き込みが難なく決まった。
気合いが空回り、豊昇龍の手のひらで転がされたことになるのか、経験値の差か。

綱取りどころか、カド番の窮地・剣が峰に立たされている安青錦。
悲壮な覚悟で迎える対戦は、西の大関・琴櫻。
突っ張って攻め込んだが決められない安青錦。いなされて絶体絶命のピンチに立たされるも、回り込んで寄り切った。
本当の心身の状態はいかがなものか、出場を続ける安青錦に敬意を払う。

・やったぜ生田目、7連勝。千秋楽の三段目優勝決定戦へ。
・旭富士、今場所も全勝で木竜皇(元十両、時津海二世)との決定戦進出(序二段)

ノッてる霧島、大一番を制す 2026春場所12日目

 結びに組まれた大一番、豊昇龍ー霧島は上手投げで霧島の勝ち。
霧島が立ち合いすぐの左上手、この上手が最後まで生きる。
左からの出し投げで横綱の体勢を崩す。やや強引に豊昇龍も前に出てたが、しっかりと上手をひいている霧島が投げ切った。
気合十分の霧島、取組直後に何か雄叫びを上げている様子。
優勝争いにおいて、頭ひとつ(いやそれ以上)確実に抜け出した。大関復帰へ向けて明るい兆し。残り3日に2勝以上はしたいところ。明日13日目は王鵬との一戦が組まれている。
過去の対戦成績は霧島の6勝4敗。

リスタート・豪ノ山。
琴櫻に真っ向勝負に挑んだが、大関は左に動きながら豪ノ山の圧力を吸収し、形勢逆転。押し出して琴櫻。
また星をひとつ落とした豪ノ山、ラスト3日間も諦めず白星を重ねたい。

・安青錦、全く精彩を欠く7敗目。この有様、誰が予想した!?
・21歳小兵の電車道・藤ノ川、美ノ海を下して6勝目。
・13年ぶりの対決、鳰の湖ー千代丸は押し出して千代丸が勝ち越している。
・米沢龍と山藤、負け越しが決まってしまった。

豪ノ山、負けても尚強し 2026春場所11日目

 11日目最大の好取組、一敗同士の激突・霧島ー豪ノ山。
(豪ノ山)スピードと馬力に番狂わせを目論んだが、霧島は冷静に対処。
左に左に回り込み、何とか圧力を逃がした(決まり手・突き落とし)
この簡素な戦評通り、相撲は完全に豪ノ山ペース。
負けて2敗に後退したが、悲観することなく、終盤もこのスタイルで立ち向かってほしい。
明日は琴櫻戦を控える。

星を元に戻した安青錦は2敗琴勝峰との対戦。
突き放す安青錦だったが、突っ張りの回転に平行して下半身の連動が足りず、足が揃ってしまったところに叩き込みを食ってしまった。
低調の原因(根っこ)はどこに?左足親指付近に巻かれた包帯が気になる。
踏ん張りきれていない。

豊昇龍は髙安に対し、安易に左に回ってつけ込まれるも、相手の動きをよく見て引き落とし。
個人的には(しっかり捕まえての)横綱相撲を見たがったが、勝ちに徹したのか。明日は霧島戦。
髙安は4連敗ですっかり色褪せた。

・それいけ生田目、幕下の土俵で6連勝!
・旭富士、デビュー以来負けなしの13連勝!
・剣翔、白星遠い11連敗。

豪ノ山、即座の叩きで1敗守る 2026春場所10日目

 頑張れ、豪ノ山!!
(連日同じようなことを書くようだが)元気と覇気、それに伴う突貫ぶりが蘇っているようで心から嬉しい。朝紅龍と対戦した10日目。
右からのかち上げ気味の立ち合いを見せた次の瞬間には引いていた。
朝紅龍は上体が伸びており(土俵際)もう一息押し切れず。
はたき込んで豪ノ山、少しずつ重圧がかかっているのか。
明日は一敗直接対決、霧島戦。

前を向け、安青錦。
平戸海に対し右四つとなったが、ひと呼吸置いたあとに、上手投げが豪快に決まった。
これで五分の星に戻し、明日は琴勝峰。

本日10日目の興行、最初の一番は森麗が潮来桜を押し出して破り、負け越し回避。
取組後の談話では
「滑らないように気を付けて前に出ました」
「もう7年ぐらい勝ち越してないので、その場所の一番に集中するだけです」
とやや的外れなコメントを残したようである、それが森麗か。