豪ノ山が九州場所を11勝4敗の好成績で終えた。
久々に存在感を見せつけてくれて嬉しい。
思い切りのいい立ち合い(ぶちかまし)で威力・圧力を与え、力強い突き押しで対戦相手を後退させる(勝負を決める)至って(基本形は)シンプルなのだが、これが真に強い。
状況に応じて、相手の引きに乗じて差してそこから前に出たり、逆に土俵際まで相手を追い詰めた反動を利用してバッタリと土俵に這わせるなど、なんていうのもある。
要するにフィジカルが抜きん出て強いのだろう。
プロ入り・入門してからの稽古でそれらを磨き養ってきたのか。
先場所までの3場所負け越しを記録したが(オーソドックスに捉えて)やはり肩書き(三役・上位陣)は嘘ではない。それに見合った実力、奥深さを見せつけられ味わされたか。あるいはひょっとしたら(公表してない少しばかりの)身体のケガや痛みなどが実はあったのか(深読みか)
さておき、今場所の豪ノ山が白星(勝った)力士をたどれば、元大関3名(御嶽海・高安・霧島)・隆の勝(敢闘賞受賞・11勝)・尊富士(今年3月(新入幕での)幕内優勝、三賞総なめ)・阿炎(殊勲賞受賞・11勝)とネームバリューや実力、今場所(11月)確たる実績を上げた者に対してきっちり勝ちを収めている(3大関との対戦は組まれなかったが)
その勝利した11番の動画を見直してみた。
ほとんど豪ノ山スタイル(突き押し、前に出る)だったし、押し込まれたり一時的に劣勢に立たされたりしても(一山本、琴勝峰、尊富士戦など)慌てず取り乱すことなく立て直して勝利を掴み取ったことは評価に値すると思いましたね。
今場所の11勝は大いに意味のある、今後への起点になる場所であってほしいです。
来場所は幕内上位再進出間違いないでしょうが、その周辺近辺に番付される猛者達に負けないぐらいの存在感、豪ノ山スタイル(相撲)を貫いてほしいところだ。26歳。