船橋で焼肉が食べたい!

 元・小結 松鳳山が引退して丸2年になる。
断髪式時に「昔ながらの、服に匂いが付くようなコテコテの焼き肉店をやりたい」語っていたように、先月5月19日、千葉県船橋市内に「焼肉・ホルモン松鳳山」を開店した。

高校大学とアマチュアキャリアを積み、最初に声を掛けてくれたという当時の松ヶ根親方(元大関・若嶋津)の元での力士生活16年。
軽量ながらもスピードを活かした強烈な突き押しで、掴んだ金星は5個。

初金星を上げた一番でしょうか、2013年9月場所日馬富士戦、あの元・横綱輪島を彷彿とさせる金色の廻しで力強く押し出しに破った一番がこちら↓↓↓
完全に感極まり涙ぐみながら懸賞を受け取る姿が印象的。

通算成績は582勝605敗22休
幕内51場所・十両17場所とあった。

で、船橋の焼肉店の話になりますが、口コミ評価(食べログ)がなかなか高いですね。
料理の一例としては、
松鳳山ロース
カルビは、大関・関脇・小結
タンは、殊勲・技能・敢闘とランク・グレード別けされております。

何より松鳳山さん本人が、調理や(時には)接客もされてるようで、松鳳山ファン(相撲ファン)にはたまらない空間(お店)

夜の営業のみで、毎週月曜日が定休となっているそうです。

アクセスも良く、京成船橋駅から徒歩3分、JR船橋駅から徒歩5分とあった。

詳しくはこちら↓↓↓

https://tabelog.com/chiba/A1202/A120201/12059754

相撲ファンなら行かない理由がない↓↓↓


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明瀬山と千代の国の義理と人情

愛され続けた力士が大銀杏と別れを告げた。

共に元・幕内力士の明瀬山が今月2日、千代の国が同8日に断髪式・引退相撲が両国国技館で行われた。
明瀬山は元々の体質なのか、肉が垂れ下がり・揺れるその外見と、目が細くこう言ってはなんだが不愛想な感じの風体でキャラクターが印象強い。
千代の国は、殊勲インタビューやあの引退会見などで伝わってきた誠実さや涙もろさに感じた人情味の厚さが大好きだった。

まぁ、何が言いたいかって(繰り返しになるが)この2人の断髪式は人柄が沁みわたる素晴らしい引退相撲だった(現地に行った訳ではないが)

まずは、明瀬山から。
2021年に誕生したという愛息・颯之佑(そうのすけ)君との土俵入りと「明瀬山最後の取組」をこの長男と戦い父親としての涙が印象的だった。
埼玉栄高で後輩に当たる大関・琴桜、大関・貴景勝ら約280人がはさみを入れたという。
師匠の木瀬親方に大銀杏を切り落とされたあとの明瀬山自身の挨拶は9分30秒に渡り感謝の思いを述べ、中でも(苦しい時を支えてくれた)最愛の妻に対する賛辞を続けていた。

その一部始終が凝縮された動画がこちら↓↓↓

そして千代の国。
先代師匠の女将さんだった秋元久美子さん、その娘である優さんと梢さんもはさみを入れ、千代の国の長年の労を労い一声かけていた。
また兄で俳優となった(サンクチュアリ・2023年5月より全世界で配信中の大相撲を題材としたwebドラマで有名)元幕下千代の真の澤田賢澄さんとは最後の一番をとる予定だったが、4月に脳幹出血で倒れ入院闘病中のためこの計画は無しに。式で兄の名前を呼び上げられた千代の国は涙した。現在は目を開いて声に反応するようになったと説明し「無事に断髪式が終わったと報告したい。よくなることを信じて、みなさんに応援していただきたい」と呼びかけた。

千代の国、最後のぶつかり稽古と感動的な断髪式の様子がこちら↓↓↓

なんていい人、いい力士だったんだろう。
その人柄と人間味で、強さと優しさを兼ね備えた素晴らしい関取を育ててほしいです。

元・明瀬山の井筒親方と元・千代の国の佐ノ山親方をこれからも応援し続けます!

力士生活、お疲れ様でした

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追悼・大潮、実績と同世代の顔ぶれ

 今でも光彩を放ち続ける記録の数々。

通算出場:1891(史上1位)
十両在位:55場所(史上1位タイ)※あと一人は蜂矢(春日野)
現役在位:157場所(当時史上1位、現在は10位タイ)
※(51歳まで取り続けた)華吹や、現役では天一(山響)、輝の里(田子ノ浦)、澤勇、潮来桜(共に式秀)などに抜かれてしまったが。

これらの記録は先月25日に逝去した大潮(時津風)が打ち立てた大記録である。
初土俵から新十両まで8年近くの時間を要し、図抜けた素質と素養があった訳ではないようだが、師匠や先輩力士(主に北葉山の)言うことをよく聞き、忠実に守り実行し、継続した賜物・証ではないか。

最高位は小結(1場所)
北の湖からは2戦連続で金星を獲得している。

同時期に時津風部屋で関取として活躍していた主な顔ぶれ(順不同)

蔵間・・・美男力士としても人気。相撲協会退職後はタレントとしても活躍。
豊山(広光)・・・東京農大よりプロ入り。引退後湊部屋を創設。
双津竜・・・引退後、親方時代に不祥事によって解雇されたあの双津竜。
大豊・・・元・小結。荒汐親方として、大波3兄弟や現・荒汐の蒼国来などを育てる。
天ノ山・・・駒澤大学よりプロ入り、最高位・前頭筆頭。愛称・ジャンボ。
牧本・・・最高位・東前頭12枚目。序ノ口から引退までのおよそ22年余り、一度も休まず相撲を取り続けた。
などなど、実力・個性派、勢揃い。
定期的に関取を輩出していた時津風部屋のいい時代だった。

相撲協会を停年退職して11年。
近年は東京都八王子市で穏やかに暮らしていたそうだが、5月下旬に体調が悪化、25日に76歳で逝去された。

力士・相撲人として誇らしく立派な大往生。
昭和の名力士がまた一人、旅立っていった。

去年10月にも、大潮さんに関する投稿をさせていただきました↓↓↓

https://daisuki-oozumou.blog/wp-admin/post.php?post=3781&action=edit

ありがとう、大潮↓↓↓

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浅香山イズム、継続なり

 元幕内北青鵬の暴力問題で師匠の責任を問われ、転籍先の伊勢ヶ濱部屋付きとなった元白鵬の宮城野親方。部屋付きの親方として、白まわしを締め土俵に下り、弟子達の稽古を見守っている。時には胸を出すこともあるのだろうか。
上述の問題に始まり、自身の現役時代の素行の悪さ・不祥事までをここぞとばかりに取り上げられ、自らの(宮城野)部屋の閉鎖にまで追い込まれた。
二転三転した転籍問題は、伊勢ヶ濱部屋で決定。
(伊勢ヶ濱部屋の)関取は横綱照ノ富士を筆頭に現在6人。部屋全体を見渡せばアマチュアで実績を積み、プロ転向した力士が多く所属する角界有数の名門。
結果論で言えば、収まるべきところに収まったと思う。師匠は元横綱・旭富士。現役時代の実績・優勝回数こそ大きな差があるが、親方としての功績は胸を張れるものがある。統制ができるのではないかと(期待したい)

前置きが長くなった。
この結論が出るまでに、候補に上がっていた部屋のひとつに浅香山部屋があった。
人気力士・元大関の魁皇が2014年に興した部屋である。

現在、関取不在だが部屋頭は十両を12場所務めあげた魁勝(花道から入る時・引き上げる時の深いお辞儀が印象的・最新番付は西幕下14枚目)を始め12人の力士が所属する(うち5名が幕下)
他、元・友綱部屋で幕下まで上がった名城國を父に持つ魁清城(西幕下49枚目)など。
今年春場所には3名の初土俵組がいる。

この12人の顔ぶれに学生相撲出身者や外国人力士がいない。
これに関して親方の理念・ポリシーがあるようで、そもそものルートがないことと「あとからすごい人が入って、あっという間に番付を抜かれると、コツコツ頑張っている子のやる気に影響してしまう」ということだそうだ。どこまでも心優しい親方の考えが伝わってくるかのようだ。

ざっとすぎるほどの概略を書いたが、ここに宮城野部屋が転籍してきていたら大変なことになっていただろう。

何より部屋の雰囲気(浅香山部屋はいい意味でアットホーム)
親方同士の弟子育成に関する考えやスタンス、相撲観、人間関係(人脈)などが混合したらここまで培って築き上げてきたものがかなり崩壊してしまうのは間違いなかったのでは。
支える女将さんの気苦労・ストレスも半端ではなかったはず・・・などなど。

ともあれ、「浅香山流」が守られて良かった。

部屋付きの親方はユニーク解説(最近はこの方の解説を聞くのが楽しみになってきた)として名を馳せてきた元・関脇 魁聖の友綱親方(大島部屋から移籍してきて1年になる)

在籍力士のほとんどが両親方の現役時代の四股名及び旧・友綱部屋の由緒ある「魁」の字がつく。

所属力士の活躍を期待したい。
特に魁勝に奮起を求めたい。

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春場所のやらかし

 すみません、春場所のことをまだ書きます。

「式守伊之助」から「木村庄之助」になって2場所目。
千秋楽結びの一番で軍配差し違えをやらかしてしまった。
霧島ー琴ノ若戦、土俵際の投げの打ち合いにて。
琴ノ若の左腕(ひじ)と、霧島の右足が落ちるのとで庄之助の上げた軍配は琴ノ若(=霧島の右足が先に出た)と見た。
物言いがつき協議の結果「軍配差し違い」で霧島の勝ちとなる。
庄之助という肩書き上、打ち出し後に進退伺を申し出たが理事長からは慰留されたという。
立行司は生半可ではない。
我々素人はあぁじゃねこうじゃねと好き勝手言えるが、「短刀」を携えているので。
「短刀」を携えること=切腹する覚悟があるとされているが。実際にすることはない。
しかし、千秋楽結びで起こった差し違いはさすがに〇象はよくなかったですね。
停年を迎える9月まであと3場所「庄之助としての」裁きが残されている。

もうひとつ。
春場所東幕下34枚目の竜勢(伊勢ノ海)
7日目・栃清龍戦にて。
これは何に端を発したのだろうか、よくわからない。
途中(竜勢からのエルボー・ひじ打ち気味の)右からの張り手にも感情がこもっていたように見えた。寄り切った勝利直後もしばらく栃清龍を睨み付け、右手で自身の左胸をバーンと叩いた。土俵を降り、花道を引き上げる際にも、またしばらく睨み続ける。
何たることか。
たぶん、呼び出しくらってかなりキツいお灸を据えられたことだろう。
多賀竜2世も台無しである、現在37歳。

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