F1琴錦、新弟子集めの苦労と悲哀

 大相撲の新弟子の減少傾向が続いている。学校の卒業時期と重なる春場所は「就職場所」とも呼ばれ年6場所で最も入門者が多いとされるが、今回(今年春場所に)受検したのは34人。義務教育修了が受検資格に定着した1973年以降では2012年と並び最少だった。3代目若乃花、貴乃花による「若貴ブーム」で最多の160人を記録した92年から約30年。最盛期の4分の1以下にまで落ち込む事態に関係者たちも頭を悩ませている。(4月19日・日刊スポーツより)

資金力があって、(大学・高校)強豪相撲部関係者との有力なコネやツテ(柔道やレスリングなども含む)があり、そこから定期的に新弟子(志願者)を紹介・斡旋していただいたり、(外国人枠の問題もあるが)モンゴルを中心とした諸外国に太いパイプがあればいいが、そういったものがない・乏しいと、苦労が絶えないし、下手すると部屋運営に関わってくる問題に発展しかねない。

わんぱく相撲の全国大会(両国国技館開催)では、相撲協会が宿舎に各相撲部屋を割り当てられ、それをきっかけに・・・、なんてこともあるそうだが。

千葉県鎌ケ谷市に部屋を興して7年、元関脇・琴錦、朝日山親方の新弟子獲得への涙ぐましい奮闘ぶり・裏話をご紹介しようと思う。

朝日山部屋の力士数は現在8名。
(5月・夏場所番付)東三段目38枚目・悠錦(はるにしき)を筆頭に日々の稽古や出世争いにしのぎを削っている。

そんな中、親方は暇さえあれば最寄りの駅などで行き交う若者たちを観察しては声をかけて運動経験があるかどうか確認するという。ある時は焼肉店などで偶々近くのテーブルに座った体格の良い若者にも声をかけ、時には夜中にコンビニ前にたむろする若干柄の悪そうなグループに「仕事してるの?ブラブラしているならウチの部屋に来ないか」と勧誘を行うことがあるそうだ。

今の相撲界は元白鵬の宮城野部屋、元稀勢の里の二所ノ関部屋が新興勢力を伸ばす一方で、かねてからの名門・老舗の部屋も次々に土俵を沸かす力士を関取へと送り込んでいる。

朝日山部屋には大変失礼な言い方になるが、町を歩く体格の良い若者に声を掛け、一か八かの可能性にかけ、成りあがる未来・ロマンに賭する育成方法にも興味がある、面白い。

現在、相撲部屋の数は44を数える。
今日は一例として朝日山部屋を挙げたが、新弟子探しに同じような苦労をしている部屋は他にもあるはずだ。

将来を担える素晴らしい若者とのいい出会い・縁が各部屋平等に訪れることを祈りたい。

暑い夏のお役に立てれば↓↓↓