幕内優勝の結末は 2024初場所千秋楽

 今場所幕内優勝にたどり着くまでの本割り・決定戦をおさらいする。

~琴ノ若ー翔猿~

翔猿がかく乱してくるかのように動き回ろうとするが、琴ノ若左上手を引き自らに主導権を引き寄せた。首を抑えながらの上手投げを決めて、13勝2敗で15日間を取り終えた。

~照ノ富士ー霧島~

直後のこの一番。照ノ富士右差しに左上手を取った時点で勝負あり。右のかいなの返しが強烈。霧島、これでは何もできない。なすがままに寄り切られた。優勝と横綱昇進の目を完全に断たれた。

~優勝決定戦・照ノ富士ー琴ノ若~

本割りでは2日前の13日目に対戦したこの2人による相星決戦。
立ち合い、琴ノ若スパッともろ差しに成功。しかしそれも束の間。照ノ富士が小手投げで振りながら右差し(うまかった)左も巻き替えてもろ差し。グッと引きつけて渾身の寄り切り。

照ノ富士が見事、4場所ぶり9度目の優勝を決めた。
序盤2日目に早くも初黒星(若元春)を喫し、いまいち安定感に欠け、バタついた感じのする横綱であったが、終盤を迎えるあたりから力強さが戻ってきた。
長年抱えているヒザの爆弾に加え腰の負傷などもあり、満身創痍で場所に臨んでいることは誰もが知るところ。その中でたやすく優勝賜杯を明け渡すことなく自らの存在感を示したのは本当に立派だった。

三賞受賞は次の通り。

殊勲賞 若元春 (東筆頭・荒汐)
敢闘賞 大の里 (西15枚目・二所ノ関)
技能賞 琴ノ若 (東関脇・佐渡ヶ嶽)
※いずれも初受賞

照ノ富士、復活成る↓↓↓

奈落の底から見上げた明日

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