最後に決めたのは、大の里。
安青錦の逆転優勝成らず。
大の里のもろ手突きがのど元に炸裂し、安青錦の左を封じた。その手を緩めず、大関のトレードマークと言える低い姿勢を阻止。そのまま突き出した。
まぁ、普通に取れば(変に考えすぎず、迷いなく前に出て圧力かければ)白星を重ねることができると思うのだが、今場所も相撲内容のムラが大きく感じた。今回の優勝を自信に変えて、ムラやブレの幅を少しでも矯正してもらいたい。
一方の安青錦、この秋場所もベストは状態ではなかったと思うが、8連勝で相星決戦に持ち込んだのは称賛に値する、さすが。来場所以降も優勝争い、いや大の里と双璧をなす存在として頑張り続けてほしい。
角界の風雲児・藤ノ川は、今場所大関取りも期待された熱海富士との一番。
猛進して熱海富士に当たってもろ差しに。しかし熱海富士に強烈に挟み付けられて一気に土俵際まで後退したが、右からのすくい投げで大逆転。敢闘賞受賞に花を添えた。
スピード感あふれる相撲、体格差を怖れず立ち向かっていく闘争心、そして若さ。
これらを活かして、来場所以降の活躍も期待したい。
熱海富士、終盤に大失速。単調に突っ込むだけじゃダメ。自身の型を向上させてほしい。
日頃の稽古もその辺を意識して取り組めば違ってくるのでは。
綱取りがかかった霧島も、角番がちらつくところまで成績が低迷するとは思わなかった。
今日の琴櫻戦では、立ち合いすぐの左上手(十分ではないが)霧島。じっくり引きつけて寄り切った。
霧島も調子にムラがあり、勝てる相撲を落としたりが散見していて、もうちょっと丁寧に取れば結果が違ったかなと思わせる時もあり。
せっかくの綱取りムードもまたゼロからのスタートになった。
遅咲きの大輪・美ノ海、今場所の総仕上げとなった大栄翔との一戦。
大栄翔の突っ張りにはね上げられたが、その大栄翔が引きにより自滅。それに乗じて押し出し。2度目の敢闘賞を2ケタ10勝で堂々と受賞した。
・朝乃山、義ノ富士に寄り倒され40場所ぶりの三賞受賞がふいに。
・宇良、翔猿との変則相撲対決を制し、10勝目。
・錦木「幕下落ちても部屋の仕事やる。藤ノ川の付け人もやる」と早くも宣言。6勝9敗で十両残留へ微妙な情勢
・三段目ペラ月狼(朝日山)千秋楽を白星で締めた5勝目。
今年の秋場所も12勝3敗で終わってしまった。寂しく、虚しい。
今場所もありがとうございました。
