安青錦の対三役3連敗が持つ意味と価値

 安青錦 新大(安治川) 東前頭9枚目
今場所成績 11勝4敗

4敗の内訳
初日・金峰山(前頭)
10日目・若隆景(小結)
11日目・琴櫻(大関)
12日目・大栄翔(関脇) 

とまぁ(敗戦は)幕内1人と三役のみと確かな実績と素晴らしい実力を見せてくれた。

初日の金峰山戦は、大きな体に腕の長さを最大限に活かした突っ張りで中に入れなかった(金峰山の取った作戦・展開が有効だった)
10日目・11日目の若隆景・琴櫻戦はすんでのところまで追い詰めた上での悔しい負け。
12日目の相手となった大栄翔は、初日・金峰山の相撲展開と似ていて(途中のいなし以外は)突っ張りに徹した。

逆に勝った相撲をもう一度振り返ってみたが、概ね低い姿勢(頭をつけ続け)少々の揺さぶりにも動じないメンタルとフィジカルの強さ、対応力の多彩さ(時に足を取ったり掛けたり)などで白星を重ねてきた。

さて、来場所の番付予想としては、早くも(付け出しを除いた)新三役昇進の史上最速記録を達成するのではないかと予想する向き・識者が多い。

何事においても順風満帆にいくわけがないが、安青錦の今場所の対三役3連敗は、言葉だけではない上位陣の壁の厚さ、今後に向けての課題、欠点をを知る絶好の機会と捉えようか。

初土俵以来負け越し知らずで駆け上がってきたこの男の(本当の意味での)真価が問われる場所が訪れようとしている。

“安青錦の対三役3連敗が持つ意味と価値” への2件の返信

  1.  は~~そうでしたか、三敗は三役でしたか。何だかもう安青錦関は肯定的な意味で「勝つでしょ」な観方をしてしまっています。
     彼は序の口優勝インタビューの際に、今後の目標をたずねたアナウンサーに「横綱です。」即答。本当に、即答でしたね。しびれましたし本気で言っている事も伝わりました。
     新三役の可能性は月刊『相撲』にも書いてありましたねえ。いや、もちろん、もうそれで構わないでしょ(笑)、そう思います。
     跳ね返されたとしても何も思いませんね。彼は大関以上になりますよ。なので変な言い方ですけれど、それまではただ彼の取組と結果をぼちぼちで観てしまいそうです。
     師匠が安治川さんなのがまた素敵なんですよねえ。どういう縁だったか知らないのですが最高の師弟に思います。長々かいてすみません。
     功多錦さん、これからもブログ執筆で大相撲をさらに世へ広めて下さい。

    1. 緒川なりや様
      ごめんなさい、返信遅くなりました。
      21歳とは思えない落ち着き、精神的にも大人ですよね。
      あとは出世(相撲)に貪欲なところに対して好感がもてます。
      挫折も必要ですよね、人として力士として。
      そうなってもおかしくないところへ番付されるのではないでしょうか。
      大きな気持ちを持って長い目で見てるんですよ、絶対に角界を背負って立つ男だと思ってるんです。

功多錦 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語文字列規定値未満エラー時に表示される文言