安青錦、1差でピタリと追走 2025九州8日目

 昨日は更新できずにすみません。
安青錦・藤ノ川・藤凌駕の振り返り(藤凌駕は)昨日の一番も。

安青錦は王鵬戦が組まれた。
重たそうな突っ張りのやり取りのあと、いなしがうまくいかず、安青錦が前傾で出る(王鵬)引いたってどうにもならない。そのまま渡し込んで安青錦。
王鵬は捕まえようとしたのか、左差しをうまく阻まれて、安青錦(突き押し)ペースに。これを裁ききれなかった。
事前に先場所の両者の対決(動画)を見直してみて、王鵬がもう少し抵抗を見せられるかと思ったが(安青錦は)しっかり研究し修正したのかとまで思うのは深読みか。


藤ノ川大健闘中。
今日も気っ風のいい相撲(激しい突き押し)で進めていたが、足が揃ったところを友風18番の叩き込みにしてやられた、悔しい2敗目。明日は時疾風。こちらも何気に2敗を守っている。

新十両・藤凌駕は、押し相撲を軸に圧力が強い。下半身もしっかりしていて(腰が落ちている)今日の相手・東白龍の立ち合いもろ手突きは何の効力もなかった。すぐさま引いて墓穴を掘った。無敗のまま勝ち越しを決め、折り返す。
因みに昨日の若ノ勝戦は、のど輪でのけぞらされたが、いなした直後にきっちりと押し出している。

藤凌駕の動画2連発
今日東白龍戦
昨日若ノ勝戦↓↓↓

爽(式秀)が連勝を「5」に伸ばせるか!?明日、元幕下・小城ノ正と激突する。
式秀部屋の威信がかかっている。

爽の健闘を切に願う↓↓↓

安青錦、切り替えて5勝目 2025九州6日目

 ここで藤ノ川に土がついたかぁ、残念無念。
振り返りはのちほど。

さて、安青錦、敗戦直後の再起戦は宇良と。
安青錦と言えば低い姿勢・体勢だが、宇良はそれよりも潜っていく。
忙しい駆け引きのあと、安青錦が宇良を捕まえた。左上手を取って勝負あり。
寄り切って安青錦。散々かき回されたが、同じ轍は踏まなかった。
次へ先へ安青錦。明日の刺客は髙安。

藤ノ川の振り返り。
海千山千の元大関・御嶽海に対し、スパッともろ差し。
しかし、御嶽海は藤ノ川を吸い寄せて自由を奪う。かんぬきに極めたあと、タイミングを計って叩き込みが鮮やかに決まった。(藤ノ川)経験値が増したと捉えてまた明日翔猿戦というスタンスでいこう。

今日も続く連日の紹介、新十両・藤凌駕。
立ち合いに(対戦相手・剣翔)が張り差しをかましたようだが、何ひとつ効果なし。
すぐさま引いてしまい新十両を助長させただけ。即座に押し出し(藤凌駕)見事6連勝!明日は若ノ勝。

豊昇龍は若元春に叩き込みで敗れたのだが、一瞬の出来事。
昨日、安青錦が若隆景に同じように喰われた絵が浮かんだ。
大の里は横綱として、優勝争いにおいてもたやすく崩れるイメージが湧きあがってこないが、豊昇龍には無双とか独走という想像が失礼だが湧いてこない。
大の里と2差がついた。明日は玉鷲。

・森麗(大嶽)3連敗
・爽(式秀)3連勝
・宇瑠寅(式秀)3連敗

安青錦・藤ノ川・藤凌駕+朝乃山 2025九州5日目

 若隆景が立ち合いの変化を繰り出すなんて露とも思わなかった。
初日から順調に4連勝できていた安青錦が、まさかこんな形で土がつくとは。
慢心はなかったと思うが、安青錦自身も「(変化は)頭に入っていなかった。自分が悪いだけ」と全く予期していなかったことを認めた。
相撲スタイルを変えることなく、この屈辱を頭に焼き付けて、明日以降の糧にしてほしい。
こんな時もある!

藤ノ川、今日も出色の内容!
琴勝峰に怯むことなく、スピードと気合で吞み込んだ。
明日は御嶽海と。この勢いで元大関突破なるか!

藤凌駕も新十両という立場と若さで、その日の勝利に向かってまっしぐらである。
本日も北の若に対して腰を落とし、前傾姿勢で圧力を与え、しっかりと押し出した。
白熊の敗戦により、唯一の全勝できている(優勝云々はまだ早いが)

朝乃山ー錦木といういぶし銀の取組が十両で行われた。
錦木が右四つで寄って出る。朝乃山は後退しながら上手を引き、息を吹き返す。
力(怪力)比べになったが、寄り切って朝乃山。
両雄の通算13回目の戦いを終えて、朝乃山の10勝3敗となった。

安青錦・藤ノ川・藤凌駕の4連勝劇 2025九州4日目

 4日目の安青錦関。
隆の勝を突き起こし、足を飛ばし、のど輪で後退させる。
そこから低い姿勢のまま頭を付け続け前進。土俵下まで追いやったその様はまるで闘牛のようだった。少しの隙も見せない、明日は若隆景。一日一番精神で明日も乗り越えよう!

昨日同様、当ブログでは2戦目の振り返りで藤ノ川を抜擢。
「小よく大を制す」と言うが、これにピッタリ!
作戦もあったのだろうが、頭脳的にうまく戦ったとも言うべきか。
立ち合い頭で当たりながら同時に右をこじ入れ、体を密着。獅司の反撃を封じた。
攻め手を休まず一気に決めたのがよい。明日は琴勝峰、骨のある相手だ。

藤凌駕は新十両対決。日向丸(ひむかまる)戦。
突き放したい日向丸だが、藤凌駕は大きな体躯を壁に仕立て、それを吸収した。
最後は腰を落とし、丁寧に寄り切ったと思ったら、公式には「押し出し」と発表されたようである。連勝街道をどこまで伸ばすか、明日は北の若。

・両横綱は本日も揃って白星。
大の里は余裕をもってのはたき込み(霧島に)
豊昇龍は落ち着き払って寄り切り(若隆景を)

・碇潟(藤ノ川弟)は炎鵬に切り返しで敗れた。
今日は完全に炎鵬の流れ・ペース、経験値で転がされたか。

最後に4連勝到達力士

幕内
大の里
安青錦
藤ノ川

十両
白熊
藤ノ川

(昨日比で)一人ずつ削られた。



安青錦、初の首投げ! 2025九州3日目

 大関へ翔べ、安青錦。
対戦相手はここ数場所復調、いや本領発揮してきた伯桜鵬。
しかも初日、横綱・豊昇龍に黒星を献上したばかりで(この一番に対する)期待・楽しみが募っていた。
早い段階で(浅い)もろ差しになり寄って出るも(伯桜鵬)安青錦は首投げを繰り出した(一か八か的に見えたが)これが決まり手となり、逆転勝利!!
動画で見直したが、この流れから勝っちゃうところがやはり只者ではない。

幕内2場所目、若干20歳の藤ノ川。
3日目の土俵も若さがみなぎっていた。
よく動き、しかも速い(体格差を埋めるなら当然だが)
三役常連の実力者・大栄翔に真っ向から渡り合い、うまくいなして、押し出した。
自分主動で白星を手にしたところが評価に値する。

新十両・藤凌駕は元十両・大辻と激しいペース争いを制し、連勝を「3」に伸ばしている。決まり手は押し出し。

・両横綱は共に文句なしの相撲で危な気なく白星を積み重ねた。
・幕下の山藤(出羽海)安芸乃山戦で土俵下に落下直後に肩と首を痛めたように模様、心配である。

幕内3連勝
大の里
安青錦
藤ノ川
朝紅龍

十両3連勝
大青山
白熊
藤凌駕

早くもこれだけに絞られたことに対してびっくりした3日目の振り返りである。