何が出るかな八角ちゃんこ 2025年2月編

 八角部屋公式アカウントより。

以前にも記載したことがあるのだが、時折その日のちゃんこが掲載されている。
今回も偶然それを見つけたのだが、2月1日から11日の中で5回ほど部屋のちゃんこが紹介されていた。

私が食べたい順で選び、ランキングにしました。

1位:ローストビーフ
案内役:北勝泉(ほくといずみ)春場所:西序二段42枚目 3勝4敗

2位:チキンステーキ
案内役:北勝就(ほくとしゅう)春場所:東三段目59枚目 4勝3敗

3位:三食丼
案内役:北勝龍(ほくとりゅう)春場所:東三段目55枚目 6勝1敗

4位:ペペロンチーノ
案内役:床尚(とこしょう)五等床山

5位:豚の野菜炒め
案内役:北勝真(ほくとしん)春場所:西序二段54枚目 4勝3敗

どれもボリュームたっぷりで美味しそうです!

八角・関取二枚看板の北の若(全休)と北勝富士(3勝12敗)、この成績を受けて来場所の八角部屋は関取不在が予想される。
おいしいものをたらふく食べて、この悪循環を吹き飛ばそうぜ!

未完の星・米沢龍、初の幕下勝ち越し成らず

 相撲経験なし。
柔道経験のみの格闘技経験、入門から1年足らずで幕下まで駆け上がってきた「山形県米沢市の星」「イケメン力士」こと米沢龍(境川)
初めて幕下で迎えた春場所は、残念ながら勝ち越し成らず3勝4敗の負け越しで終わった。

見た目・顔立ちからハーフ?との噂もかなり出回っているようだが、実際のところ定かでないらしい。

ここまでのプロとしての履歴を振り返ってみたが、前相撲の次、序ノ口デビューの場所が3勝4敗の負け越しでスタートしている。なので序ノ口を2場所経験したあと、3場所連続6勝1敗で番付を一足飛びに飛躍させてきた。

上がっていた動画をかいつまんでいくつか目にしましたが、やっぱりまだ線が細いの一言に尽きますかね。

昨年7月・炎鵬戦(序ノ口にて)

一番最新の相撲・春場所7番相撲(14日目)家島(山響)戦

得意な形や勝ちパターンもまだ確立されてないか(無理もないが)

(春場所の番付から)境川部屋には(米沢龍を含めた)6名の幕下力士たち、上から順に。
西ノ龍
對馬洋
阿蘇ノ山
黒姫山
清水海
と豪華な顔ぶれ。
平戸海・佐田の海の二枚看板を含めた猛者達に鍛え上げられてもっと逞しくなってほしい。

ここまで話題になるのも、実力もさることながら(言葉にできない)何か魅力的なものをもっているからだと思う。

一に稽古、二に稽古の精神で関取まで上がってくるのを待っている。
あとできれば体重も増やして、圧力や耐久力も更に上げるといい気がしますね。

幕内定着に、うれ獅司

 獅司(雷部屋)が、幕内2場所目にして勝ち越し。

(春場所の活躍は)ウクライナの同胞・安青錦の陰に隠れた感もあるが、千秋楽勝てば2ケタ勝利に手が届くところだった。去年の11月(九州)場所で新入幕しているが5勝10敗と大きく負け越し、1場所で十両陥落の屈辱を味わうも、その悔しさをバネにして13勝2敗で十両優勝。文句なしの成績で再入幕を果たした3月場所という背景。

193cm・166㎏(相撲協会サイトより)と今場所の覇者、大関・大の里にも引けを取らないフルスケールの上体から繰り出す豪快な投げ技や、リーチの長さ(腕の長さ)や肩口の辺りを利用した寄り、そうかと思いきや、その大きな体をやや低く折り畳みながら、相手に突っ張りを当てていくなど攻撃のバリエーションも「意外に」といっては失礼だが多岐にわたる(春場所の取組より)

元・朝青龍氏は「腰高で廻しを取っての寄りに徹していない。いつか怪我をするかもしれない」と指摘しているそうですが、細かいところは目をつぶって、その魅力あふれるスタイルで突き進みながらひとつずつ修正していけばという気もしますが、どうでしょうかね。

待ったなしの仕切りで「カモン、カモン」と言わんばかりの立ち合い直前の仕草は、いつから始めた彼のルーティンか。

3月春場所を9勝6敗=
うれ獅司・9回
かな獅司・6回

5月夏場所は少し番付を上げて何回「うれ獅司」を記録することができるか。

北勝富士、再び立ち上がるんだ!

 北勝富士が力士人生の岐路に立たされてる。

3月場所14日目・この度(5月場所の)新十両入りを決めた宮城(改め来場所から宮乃風)に送り出しで敗れた際の痛がり方はヤバかった。

宮城が左に回り込み(北勝富士を)右にいなして送り出しのだが、土俵下に落ちた時の衝撃でやってしまったのか。顔を歪め、座り込んだまま(土俵に)もたれかかったまま、しばらく起き上がることができなかった。

古傷の右膝をまた痛めたようである。
少し経ったあとに車椅子が運ばれてきたがそれを断り、ゆっくりと自ら歩き、土俵に一礼し、途中から付き人の肩に手を置き花道をあとにした。場内からは称賛の拍手が送られていた。

翌日(千秋楽)の出場などできるはずもなく、不戦敗。
春場所成績・東十両8枚目で3勝12敗で終えた。

番付上、幕下転落が確実視されてるが、どうやら「現役続行」の線で考えているらしい。

過去にも途中休場に複数回追い込まれてる右ひざ。
じっくりと時間をかけて、療養・回復に努めてほしい。
無理は禁物。

気合注入パフォーマンスを忘れてないし、また見せてほしいです。


史上初・40代優勝の夢を見た春

 春場所序二段優勝争いは、6番相撲を終えた段階で異変あり。
無敗の6連勝を記録した3名の中に何気にしれっと40代力士が存在したからだ。

飛燕力 敬介 (42歳・押尾川)

中卒・当時15歳で角界入り。
筋金入り・たたき上げの勇者だ。アマチュア相撲・他の格闘技経験もないのでしょうか。

当時の師匠の諸事情(定年・それに基づく部屋閉鎖間近)で、所属部屋が変わること2回。
酸いも甘いも嚙み分けてきた大ベテランである。

結局、13日目に颯雅(そうが・二子山)に敗れて6勝1敗で序二段優勝成らず残念(相撲ファンとして)悔しい気持ちになった。
何か生活習慣を変えたり(春場所に向けて)特別なことをしたわけではなさそうだ。
(本人の6連勝直後のコメントは)「良く寝て良く食べている。外に出ずに宿舎で飲んでます」とあった。

~飛燕力の主な活躍~
・2014年7月に(ここまで)唯一の各段優勝を三段目で果たしている(7戦全勝)
・自己最高位はその直後9月の西幕下29枚目(幕下在位はこの1場所のみ)
・昨年1月に今を時めく安青錦と序二段で対戦している

飛燕力の今場所大勝ちの要因はやはり「地道に続けること」が、時としてこういう良い日(時間)をもたらせてくれるということか。