安青錦 新大(安治川) 東前頭9枚目
今場所成績 11勝4敗

4敗の内訳
初日・金峰山(前頭)
10日目・若隆景(小結)
11日目・琴櫻(大関)
12日目・大栄翔(関脇)
とまぁ(敗戦は)幕内1人と三役のみと確かな実績と素晴らしい実力を見せてくれた。
初日の金峰山戦は、大きな体に腕の長さを最大限に活かした突っ張りで中に入れなかった(金峰山の取った作戦・展開が有効だった)
10日目・11日目の若隆景・琴櫻戦はすんでのところまで追い詰めた上での悔しい負け。
12日目の相手となった大栄翔は、初日・金峰山の相撲展開と似ていて(途中のいなし以外は)突っ張りに徹した。
逆に勝った相撲をもう一度振り返ってみたが、概ね低い姿勢(頭をつけ続け)少々の揺さぶりにも動じないメンタルとフィジカルの強さ、対応力の多彩さ(時に足を取ったり掛けたり)などで白星を重ねてきた。
さて、来場所の番付予想としては、早くも(付け出しを除いた)新三役昇進の史上最速記録を達成するのではないかと予想する向き・識者が多い。
何事においても順風満帆にいくわけがないが、安青錦の今場所の対三役3連敗は、言葉だけではない上位陣の壁の厚さ、今後に向けての課題、欠点をを知る絶好の機会と捉えようか。
初土俵以来負け越し知らずで駆け上がってきたこの男の(本当の意味での)真価が問われる場所が訪れようとしている。