貴景勝・初日痛恨の黒星、驚異の粘り・玉鷲と宇良、初日

弥生3月、荒れる春場所。

何と言っても今場所一番の注目は、大関・貴景勝の綱とりだ。

掟破りで結論を先に言うと、初日の貴景勝は、小結・翔猿にはたき込みで痛い星を落とした。
立ち合いから一気に押し、翔猿を土俵際まで追い詰めるも、翔猿は余裕があった。
右に体をずらし、はたき込みが決まった。貴景勝、痛恨の黒星スタートとなった。

結び前の一番、関脇連続在位7場所目の若隆景に38歳のレジェンド・玉鷲。
玉鷲、もろ手のど輪で突き放す。左に右にいなしながら凌ぐ若隆景、前回し引きつけながら出る若隆景、玉鷲、日頃の稽古で培った土俵際の粘りから逆転の突き落とし決まり、玉鷲の勝利。今場所も38歳は躍動する。

~元大関、意地を見せる~

関脇・豊昇龍は、西前頭筆頭の正代との対戦。

https://www.youtube.com/watch?v=QWxqkbmGb-c

元大関に非常に失礼な言い方になるが、この結末は予想できなかった。
ここ数場所の実績、モチベーション(精神状態)に差があると思ったからだ。
結果はこの通り。正代はプレッシャーのかからない状態・番付で相撲を取らせた方が力が出るのか。


春と言えば桜。桜と言ったらピンク。ピンクと言ったら宇良。
と、勝手なこじつけだが、今日の宇良は華麗な相撲を見せてくれた。

押され押されても、逆転がある。
土俵際のもつれあい、紙一重の体(たい)、足が残り、宇良の勝ち。
大観衆大いに沸いた。面白い一番。一山本も負けはしたが内容はよかった、素晴らしかった。

東十両筆頭に番付された朝乃山、初日の今日は幕内最初の取組で水戸龍との一番。

左上手を取られても怯まない、右差しから一気に前へ出て勝負を決めた。地力・装備されてるものが上とでも言うべきか、朝乃山快勝!

~これより十両~

所要1場所での十両昇進、話題の落合(宮城野)の初日は東幕下筆頭の塚原戦。

やや低く立ち合い当たり、塚原は下から突き起こそうとするも、問題にせず寄り切った。
上出来の白星スタートの落合、明日はこちらも新十両の玉正鳳との一番。

明日2日目、貴景勝・幕内上位陣・新十両落合にどんな運命が待ち受けてるのか。

照ノ富士、正解!貴景勝、難敵を迎え撃つ!

 横綱・照ノ富士、残念ながら今場所も休場だ。

相撲協会に提出された診断書には、

「両変形性膝関節症、糖尿病で加療を要する」とあったそうだ。

この判断は賢明だろう。

イヤというほど、膝には苦しめられてきた。

序二段まで陥落を味わったのも、膝のケガからによるもの。

いつだって、特注装具が取り付けられたサポーターをして土俵に上がった。

耐えに耐えて、横綱まで上り詰めた。

力士でなくても、膝は人間の体の要所である。

ここは焦る必要はない。じっくり時間をかけて治すべきだ。

しかし、「横綱」という肩書を背負っている以上、次に出場する時は、力士生命をかけて挑む場所になる。

それと、個人的には後半部分の糖尿病という漢字3文字・病名も非常に気になるところだ。

~貴景勝、初日翔猿と対戦~

綱とりかかる大関・貴景勝は小結・翔猿との初日。

ここ2場所連続で負けている相手との対戦。

その2番を振り返る。

大関が確実に突いて出て、自分のペースに持ち込み、初日を飾れるか。

翔猿が持ち前のスピードで、貴景勝をかく乱することができるか。

17時50分過ぎの対戦が楽しみである。

貴乃花、広い心で相撲を愛す

 先日、貴乃花のネットニュースを見かけた。

内容は、これまでの相撲人生、マスメディアとの向き合い方、現在の生活、元弟子への思いなどが書かれてるインタビュー形式の投稿だった。

「今でも相撲を愛しています。私のときはハワイ出身の曙さんや武蔵丸さんがいましたけれど、今はモンゴル出身の力士たちがいる群雄割拠の時代。そこに、日本出身の横綱がいてほしいです。外国出身の横綱が数人いたとしても、この国でお米を食べて育った人が横綱として一人いるだけで、団体の骨格は保たれる気がします」

このコメントが非常に強く印象に残った。

素晴らしい相撲への敬意あふれる言葉である。

貴乃花を語る上で、よく語り継がれる言葉が

「不器用」「孤独」「真面目」「純粋」「真っ直ぐ」

などが浮かんでくる。

特異な家庭環境が故の、

普通の青春、人生経験が人並みに送れず、人間が卑屈になった向きができてしまったのか。

あの退職劇は人間関係の複雑な摩擦から生まれたものなのか、理不尽な部分も大いにあったろう。

角界と袂を分かつこと5年。

(本人の立場になって)今、思い出しても・・・、という感情が一人の人間として、数え切れないほどあるはずだ。

そんな思いをそっと心の中にしまい、とめどもない相撲への熱い想いを口にする貴乃花光司。

現在は、タレントや絵本作家として活躍されてるそうです。

このCM、よく見かけましたね。

いつの日か、何らかの形で相撲に関わってほしいが、叶わぬ夢か。

最近、聞かなくなった四股名。

 今度の日曜日、12日に初日を迎える大相撲春場所。

日一日と初日が近づくにつれ、稽古に熱が帯びてくるといっ

たネットニュースやSNSがよく目に付くようになった。

ファンの立場としても、それに伴い日増しに胸が高まる。

ところで、私は珍名力士、キラキラ四股名の勝敗や近況調べるのが好きだ。

ふと思ったところで、最近、桃智桜と右肩上という力士、四股名を聞かなくなった気がする。

調べてみた。

桃智桜 五郎丸(ももちざくら ごろうまる)

は、現在 澤勇 智和(さわいさむ ともかず)と2018年1月場所から改名されており、春場所は東序ノ口5枚目に番付されている。
式秀部屋所属。

年齢は46歳、力士在位164場所を数える大ベテランだった。 Wikipediaより

~桃智桜を名乗った理由~

2013年、この年から師匠になった(元・北桜)にタレントの嗣永桃子のファンであり、愛称である「ももち」を四股名に入れたいと申し出たところ承諾されたとか。

名乗っていた期間は、2013年9月場所から、2017年11月場所までの4年余り。

ももちの芸能界引退直後、演歌歌手として活動歴のある父が2017年7月場所中に急逝されたそうで、現在の四股名・「澤勇」はその父の芸名だったそうである。

~記録の数々~

・序ノ口から序二段への昇進29回

・序ノ口在位123場所

・全敗14回(序二段・序ノ口でそれぞれ7回ずつ)

・前相撲の最年長出場記録保持(43歳11ヶ月)   

儚い記録の数々である。

また、話題の東大出身の須山(木瀬)の本割デビュー戦の対戦相手だった。

一方の

右肩上 博保(みぎかたあがり ひろやす)

は、2015年初場所、吉野 博保を経て、同年5月場所より、電山 博保(でんざん ひろやす)と改名、春場所は西序二段62枚目に番付されている。大嶽部屋所属。

中卒からのたたき上げ、年齢は34歳、最高位は東幕下29枚目、力士在位112場所。

貴闘力が師匠時代の2004年3月場所に初土俵。

山口県宇部市出身。

身長175㎝・体重144㎏

 

2009年7月場所から、当時の師匠(元関脇・貴闘力)が「全体が暗いのでみんなが幸せに

なれるように」との思いを込めて名づけたとか。

襲名期間は、(右肩上り・右肩上)合わせて5年余り。

「もう珍四股名ではなくて実力で知られるようになろう」と心機一

転、改名し本名に戻した。その2場所後、現在の電山 博保と改名した。


共通して言えることは、両者100場所以上の力士経験を持つ大ベテラン。

経験に勝るものなし

大ベテラン2人は、春場所も年下の若手力士達をぶ厚い経験値で跳ね返す。

チョコに勝るものなし↓↓↓

功多錦流相撲あんみつ攻略法

相撲みやげ・昔からの定番、あんみつ。

私は大好きだ。

相撲観戦に訪れた際、欠かさず買う。

この相撲あんみつ、私ならではの食べるまでのルーティンがある。

それらを皆様にそっと教えさせていただこうと思います。

① 一番手前(上)にあるフタ(仕切り線・俵入り)を外す。

② 具材入りのフタを逆さにして、具材を落とす。

③ もう一度(仕切り線・俵入り)のフタを手に取り、具材・かんてんが入っている白いカップに対して、逆向きにし、白いカップに入ってる水を切る。

④ みつを万遍なくかける。

⑤ スプーンでよくかき回し、実食!

それだけである。

日持ちのしないものなので、私は一両日中に食べるようにしてます。

本場所の足音が日増しに大きくなってきた。

今度の日曜日に初日を迎える。

相撲あんみつは永久に不滅です!

すいません、大したルーティンではなくて。