忘れ難き名大関の一人、魁皇博之。
現在の浅香山親方である。
得意技は、なんてったって左四つ・右上手からの上手投げ・小手投げであった。
相撲の流れの中で、パッと右上手を取ると、今日も決めてくれるかなとワクワクしたものである。場内からの歓声も上がってましたね。
今日はそんな心優しき名大関、怪力大関・魁皇の投げ技の数々を取りあげる。
見よ、この豪快さと投げの鋭さを。
強さと切れ味に、身の毛がよだちますよね。少なくとも私はそうでした。
続いて、小手投げ編。
当時の貴乃花を小手投げでねじ伏せましたよ。
何たる強さか。
握力100㎏以上あるだの、りんごを握りつぶせるとか、その伝説の端々が立証されているかのような取組の数々だ。
さぁ次は、個人的観点にすぎないのだが、2004年九州場所対朝青龍戦を挙げたい。
投げ技じゃないから番外編になるのだが、 4度目の綱獲りがかかる場所で、渾身の寄り切りで横綱を破った相撲。
筆者も手に汗握りながらLIVE生中継を見ていた事を思い出した。忘れられない。
2011年七月場所途中で現役引退。
2014年2月より浅香山部屋設立。
2019年に魁勝を部屋初の関取として育て上げたが、2023年春場所現在では、関取がいない状況である。
現役時代の魁皇の如く、心優しく且つ、相手を豪快に投げる・打ちぬくような関取の出現を願ってやまない。