錦木単独トップと大関の地力証明 名古屋場所・11日目

 やはり横綱・大関がビシッと睨みを利かせてないと、本場所の締まりが悪くなるのか、優勝争いがその日ごとに変化が生じる。それがいいのか悪いのか、受け取り方は人それぞれ。

大栄翔ー霧島

大栄翔。大関獲りへの星取の目安「33」へとするならば、今場所11勝が求められる。
すでにここまで8勝をあげているのであと「3」となる。本人からしてみれば、毎日薄氷を踏む思いだろうが、迎えた大関・霧島戦。
もろ手突き・のど輪を中心に攻める大栄翔だが、霧島は終始落ち着いていた。動きをよく見てはたき込み、霧島。

ケガが完全に癒えてはいないだろうが、やはり伊達に大関へ登り詰めた訳でない。キチンと地力を証明してみせた。大栄翔3敗に後退。

錦木ー遠藤

1敗の錦木、今日の対戦相手はケガの影響で東16枚目まで番付を下げたが、2敗と好成績の遠藤戦。左差しから冷静に寄り切った。

(今場所の)好調さとそれを支える自信、腰の重さの3点が遠藤をも打ち砕いた。
(優勝へ向けて)本命視する声も聞こえ始めているが、まだ気が早いか。
錦木の明日は湘南乃海。3敗に後退の遠藤は琴ノ若。

北勝富士ー若元春

9勝1敗の北勝富士が、結び前の若元春戦に抜擢された。
「北勝富士」「優勝争い」で記憶を辿っていくと、去年の9月に初日から9連勝を記録するも、そのあと星が伸びず10勝5敗で場所を終えた過去があるが、今場所はどうなるか。
若元春もすでに3敗を喫しており、1番も落とせない。
北勝富士威勢よく突っ張るも、すぐに左四つ(若元春の展開)がっぷりとなり、若元春じっくりと落ち着いて寄り切り。

勝った若元春、明日は霧島。負けた北勝富士は豊昇龍戦が発表されている。サバイバルが続く。

・昨日痛根の2敗目を喰らった豊昇龍、38歳の大ベテラン玉鷲の一番は、豊昇龍が玉鷲得意ののど輪を封じるように下からのはず押しを多用して押し出した。連敗しなかったことが大きい。気持ちを切らさずにいきたい。


伯桜鵬は(5連勝のあと)5連敗中の髙安に対して、もろ差しからの送り出しで勝ち越しを早々に決めた。立派!19歳はいつだって冷静さときちんと深く一礼することを忘れない。

11日目を終えた幕内

1敗 錦木
2敗 豊昇龍・北勝富士

となっている。明日はどうなっていることやら。

大健闘の錦木、残り4日も応援しましょう↓↓↓

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