まぁ、なんという憐れな結末。
初日に横綱大関5人が揃って黒星発進。昭和以降初の大惨事。
一部横綱大関戦を振り返る。
照ノ富士は場所前から左脇腹を痛めていて、ぶっつけの状態で今場所に入ったそうだ(この時点で今場所の出場も厳しかったと思うが)
それでなくとも、慢性的な膝と腰の痛み(爆弾)を抱えている背景があるし、現在、唯一の横綱。自分の意志だけではどうにもならない事情や背景もあるのだろう。
そんな中での大の里戦は、いいところが全くなかった。
立ち合いからもろ差しを許し、大の里の寄り(圧力)に後退するだけ。逆転を狙った小手投げも焼け石に水で万事に休した。
熱海富士は会心の一番。
豊昇龍に対して左上手を立ち合いすぐに引き(この時点で勝負あったかも)あとは自在に相撲をコントロール。落ち着きはらって上手投げを決めた。
平戸海と豪ノ山は気っ風のいい押し出しで、平戸海は貴景勝に、豪ノ山は霧島にそれぞれ自分のスタイル(得意な形)で快勝した。
貴景勝も照ノ富士同様(かなり辛口になるが)現役を続けること自体苦しいか。
霧島も機先を制する意味での張り差しだったのかもしれないが、少しの効果も与えることができずに完敗。苦労した先場所からこの先脱却することができるのか。
初日の上位4番を挙げたが、なんだか世代交代の一部を見たような気もするが(たまたまかもしれないし、気が早すぎるかもしれない)
番付上、場所を盛り上げ牽引しなきゃいけない上位陣が揃いも揃って黒星発進。
残念で仕方ない。嫌な現実を見てしまったと言っても過言ではない。
完全に日付が替わっての更新になった。
早くも横綱・照ノ富士と大関・貴景勝の休場が発表されている。