浅香山イズム、継続なり

 元幕内北青鵬の暴力問題で師匠の責任を問われ、転籍先の伊勢ヶ濱部屋付きとなった元白鵬の宮城野親方。部屋付きの親方として、白まわしを締め土俵に下り、弟子達の稽古を見守っている。時には胸を出すこともあるのだろうか。
上述の問題に始まり、自身の現役時代の素行の悪さ・不祥事までをここぞとばかりに取り上げられ、自らの(宮城野)部屋の閉鎖にまで追い込まれた。
二転三転した転籍問題は、伊勢ヶ濱部屋で決定。
(伊勢ヶ濱部屋の)関取は横綱照ノ富士を筆頭に現在6人。部屋全体を見渡せばアマチュアで実績を積み、プロ転向した力士が多く所属する角界有数の名門。
結果論で言えば、収まるべきところに収まったと思う。師匠は元横綱・旭富士。現役時代の実績・優勝回数こそ大きな差があるが、親方としての功績は胸を張れるものがある。統制ができるのではないかと(期待したい)

前置きが長くなった。
この結論が出るまでに、候補に上がっていた部屋のひとつに浅香山部屋があった。
人気力士・元大関の魁皇が2014年に興した部屋である。

現在、関取不在だが部屋頭は十両を12場所務めあげた魁勝(花道から入る時・引き上げる時の深いお辞儀が印象的・最新番付は西幕下14枚目)を始め12人の力士が所属する(うち5名が幕下)
他、元・友綱部屋で幕下まで上がった名城國を父に持つ魁清城(西幕下49枚目)など。
今年春場所には3名の初土俵組がいる。

この12人の顔ぶれに学生相撲出身者や外国人力士がいない。
これに関して親方の理念・ポリシーがあるようで、そもそものルートがないことと「あとからすごい人が入って、あっという間に番付を抜かれると、コツコツ頑張っている子のやる気に影響してしまう」ということだそうだ。どこまでも心優しい親方の考えが伝わってくるかのようだ。

ざっとすぎるほどの概略を書いたが、ここに宮城野部屋が転籍してきていたら大変なことになっていただろう。

何より部屋の雰囲気(浅香山部屋はいい意味でアットホーム)
親方同士の弟子育成に関する考えやスタンス、相撲観、人間関係(人脈)などが混合したらここまで培って築き上げてきたものがかなり崩壊してしまうのは間違いなかったのでは。
支える女将さんの気苦労・ストレスも半端ではなかったはず・・・などなど。

ともあれ、「浅香山流」が守られて良かった。

部屋付きの親方はユニーク解説(最近はこの方の解説を聞くのが楽しみになってきた)として名を馳せてきた元・関脇 魁聖の友綱親方(大島部屋から移籍してきて1年になる)

在籍力士のほとんどが両親方の現役時代の四股名及び旧・友綱部屋の由緒ある「魁」の字がつく。

所属力士の活躍を期待したい。
特に魁勝に奮起を求めたい。

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