木瀬部屋・古豪2人の昨今

 幕下15枚目以内。
十両への昇進を目指す者と十両下位の力士との間で、最も競争の厳しい地位。
関取(十両以上)と、力士養成員(幕下以下)との境目にあり、給料の有無に関わってくる。関取経験者も多く番付されており、人生模様と人間模様が複雑に交差する趣深い情緒ある番付・立場だ。

木瀬部屋のベテラン・元幕内力士2人がこの荒波の中で揉まれている。
一人は徳勝龍(西6枚目・36歳)※幕内優勝経験者
一人は明瀬山(西7枚目・37歳)である。

2人とも、5月夏場所で2勝5敗。関取復帰へまた遠ざかった位置に下がることになる。

30代後半になっても、プライド・過去の栄光をかなぐり捨てても土俵に上がり続け、輝きを取り戻してほしいと思う半面、年寄株は既に取得しているのか、取得する予定や計画、メドが立っているのかと引退後も継続して相撲人生が送ることができるのか、お節介な気持ちと勝手に取り越し苦労をしている自分がいる。

幕下15枚目以内(幕下上位)は、現実と夢と理想の交差点なのか。
今日もいろんな事を教えられ、メッセージをもらった気がする。

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