安美錦甥とモンゴルの強豪など、九州場所新弟子検査!!

 九州場所の新弟子検査は、18日、両国国技館で行われ、受験した10人全員が身長167㎝・体重67㎏の体格基準に満たし、内臓検査の結果を待ち、初日に合格者が発表される。

主な面々を紹介する。

安美錦の甥と関脇・豊昇龍、十両・欧勝馬と同じ飛行機で来日のモンゴル強豪 !

安治川親方(元・関脇・安美錦)の甥で青森・五所川原農林高3年の桜庭燎は、伯父が部屋付き親方を勤める伊勢ケ濱部屋から受験。身長174㎝・体重93㎏と小柄な体格。
「この体型で通用していけるか不安です」と弱気な発言もあったようだが、小4から相撲を始め、鯵ケ沢中2年時に全国中学生大会軽量級(75キロ未満)ベスト8。さらに五所川原農林高3年時に東北大会100キロ級準優勝など、アマチュアでも実績をあげている。

目標を問われ「1年で三段目の上まで行きたい。関取にはできるだけ早めになりたい」と伯父譲りの垂れ目で語った。

ラグチャー・ジャミントクトホは、日体大柏高の出身で豊昇龍、欧勝馬と同学年。
15年春にモンゴルから同じ飛行機で来日。高校卒業後は拓殖大に進学。
半年間の高砂部屋での研修期間を経て、新弟子検査を受検したそうだ。
こちらは体格基準を身長181㎝・体重146㎏と堂々たる数値でクリア。

元大関朝乃山ら、部屋の若い衆と稽古を重ねる毎日である。

埼玉栄高校から4人入門

今年の高校総体団体戦準優勝メンバーの岡根颯良と根岸康介の2人は、元大関・豪栄道の武隈部屋に入門。

全国選抜大会16強の三浦光太郎は、元関脇・豪風の押尾川部屋へ、

今年の関東大会団体戦優勝メンバーである鶴叶 翔は藤島部屋(元大関・武双山)へ。
7月には根岸康介らと行方不明の小学生を保護して警察に送り届け、感謝状を受け取ったというエピソードの持ち主である。

放駒部屋には元球児が入門

鳥山優太郎は野球推薦で入学した名商大を中退して放駒部屋に入門。
元PL学園野球部監督で、名商大野球部の中村順司元総監督から指導を受けたことがあるという19歳。名古屋場所をマス席で観戦後、放駒部屋に体験入門。入門を決意した異色の新弟子もいる。

アマチュア経験者は実績を武器に将来の関取の座をつかめるか。
相撲未経験者が、稽古に精進し成功を収めることができるか。

来たる九州場所に楽しみな人材が、検査合格を待ちわびている。

 

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