勝っても負けても元気をくれる。
どんな技を繰り出すのかわからない。
相撲が楽しい。
この言葉があてはまる現役幕内力士と言ったら、翔猿と宇良か。
夏場所の相撲から(2人の直接対決を含む)持ち味の出た取組を3番集めてみた。
まずは
5日目・翔猿-貴景勝
激しい突っ張り合いから、翔猿が左差し右上手投げ・外掛け・掛け投げの要領で、翔猿は上手投げ、貴景勝すくい投げの打ち合いになったが、貴景勝に軍配。物言いがついたが「貴景勝の体が先に落ちていて」軍配差し違えで翔猿の勝ち。
土俵際の投げの打ち合いで、翔猿は土俵下へぐるりと一回転。前日(4日目)照ノ富士戦で痛めた右肩に施したテーピングもちぎれていたが、肩で息をしながら勝ち名乗りを受けた。
11日目・宇良-錦富士
錦富士、立ち合いから左差し一気に寄る。堪える宇良、左四つがっぷりに持ち込む!
錦富士が仕掛け、出し投げを連発して宇良を崩して寄る。土俵際で宇良が捨て身のとったりが決まった。腰をくねらせながら宇良は曲芸(アクロバット)を見せてくれた。
12日目・翔猿-宇良(両者の直接対決)
両者しばしの(変化を交えて)突き合い。翔猿いなすも局面変わらず。
両雄見合う中、宇良が低い姿勢になって相手の胸に頭をつけ、反るようにしてひねり倒した。
25年ぶり決まり手の「ずぶねり」さく裂!言わば曲芸師同士の対決は宇良に軍配!
(番外編 今年初場所9日目・宇良-錦富士)
この一番も記憶に新しく、かき消されることはない。
見よ、宇良のまるで何かを念じるかのような手の動きを。
身長175cm程度、体重130~140㎏ぐらいで幕内上位で活躍することはこのぐらいしないと通用しない・生きていけないと体現してくれているのか。
(相撲の)スピード
技の種類・(繰り出す)タイミングをもってのキレ
勝敗直後のパフォーマンス
翔猿と宇良、年齢・身長・体重に関わらずに行われる無差別で戦う相撲の奥深さを具現してくれる2力士である。
翔猿関と一緒に体操を↓↓↓