1敗で4人が並ぶ幕内、優勝の行方は・8日目

 中日八日目を迎えた大相撲九州場所、横綱の休場、2大関があまり芳しい成績とは言えない中(貴景勝は2敗できてるが)豊昇龍、髙安といった上位陣が中心となって場所を盛り上げている。

今日は結びの2番前の豊昇龍‐翔猿から取り上げる。
豊昇龍、すぐの左上手から外掛け、出し投げで崩しにかかる。
翔猿も負けじと足を飛ばす。もろ差しになるも右差し切られ、豊昇龍、すぐさま豪快に上手投げ!豊昇龍、1敗守る!
翔猿負けるも、諦めない・食らいつく姿勢・気持ちが相撲に出ていて好感が持てる。今後も応援したいと思わせてくれる力士だ。

若隆景は大栄翔のもろ手を外しざま、中に入り、走っていくかの如く寄り切って5勝目。

こちらも好取組、髙安‐霧馬山戦。
今場所よく見かけるかちあげからの髙安、霧馬山のいなしにも足がついていく。
霧馬山、左のど輪で髙安の出足を止めようとする。
髙安、霧馬山の上体を起こして、右からのすくい投げ。 髙安、7勝目。

宇良は連敗脱出をかけて、逸ノ城との一番。
突っ張り合いから逸ノ城のはたき、呼び込む形となるが、また突き合いに。
宇良の肩透かしが外れたところを果敢に出て押し出し。宇良に初日!
土俵下に落ち、西方に戻る逸ノ城に軽く一礼。この辺りの土俵態度・マナーも素晴らしい!
ひとつでも多くの白星を積み重ねてほしい。

新入幕・今日の熱海富士は、1敗と好調の王鵬。
立ち合いから王鵬が、徹頭徹尾突いて出た。押し出して王鵬。
慌てる様子、動じる気配が全く感じられない22歳。
今場所は最後まで優勝争いを脅かす存在となれるか。

今日の2大関は明暗を分けた。
貴景勝は、若元春を突き出し。中に入れさせなかった、6勝目。
正代は、佐田の海に上手出し投げで敗れ、大丈夫か4勝4敗。
御嶽海、琴ノ若に肩透かしを食らい、だめだこりゃ4敗。
玉鷲、足がついていけず、滑る感じで明生の引き落としが決まり、どうした7敗目。

8日目が終わった幕内
1敗 豊昇龍・髙安・阿炎・王鵬
2敗 貴景勝・錦富士
となっている。

~これより十両~

十両の土俵は、1敗に後退した2人から。

まずは、天空海。東筆頭の東白龍との一戦。
天空海、迷わず一気の押し出し。会心の相撲!

剣翔、もろ差しのあと吊って勝負に出るも、こらえる北青鵬。剣翔が投げ(下手)打つも、これにも耐えて、逆に寄って出て、寄り切り。北青鵬。5勝目を耐えてつかんだ。

今日の炎鵬は、十両2場所目の金峰山。
左に小刻みに回る炎鵬。金峰山は炎鵬の動きをよく見定めながら突き倒した。
炎鵬、金峰山共に5勝3敗。

新十両コンビは1勝1敗。
最初に二子山部屋・狼雅は、大翔鵬に立ち合い左上手を許し寄り切られた。

続いて、境川部屋の對馬洋は、幕下・紫雷に対し、右にはりま投げのように投げた時に、紫雷の足が出て、決まり手は踏み出しで對馬洋の勝ち。

十両は
1敗 天空海
2敗 剣翔と欧勝馬
が追う展開になっている。

朝乃山の5番相撲が、西幕下筆頭の湘南乃海(高田川部屋)と決まった。
全勝対決である。


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