安治川部屋
2019年7月場所限りで引退した元関脇・安美錦が、内弟子で自身の甥にあたる櫻庭(現・安櫻)1人を連れて2022年12月1日付で再興した相撲部屋。
住所は東京都江東区石島。
東京メトロ半蔵門線・都営新宿線住吉駅から徒歩圏内に部屋が所在。
新興してわずか1年のこの部屋が、革命というか新風を巻き起こしている。
1月場所終了現在で力士数は6人。
ほぼ同世代で構成されている。
細かく言えば
三段目の安強羅(24歳)
安青錦(来月で20歳)
安櫻(今月で19歳)安大翔(来月で19歳)
安響と安琉海(18歳) となる。
部屋はとてもフレンドリーでいい雰囲気だと言う(安青錦談)
それはそうだろう。アマチュア相撲経験なり(親方の人脈・タニマチの力が結束しているのか相撲に対して)それなりの土壌・基盤を持つ若者が集まっており、結果も出している(現在4場所連続各段優勝輩出中)という離れ業を継続中。
初場所を軽く振り返る。
現在の部屋頭は安大翔。初場所の番付は東幕下57枚目。
自己最高位で迎えた場所だった。3連敗スタート。さすがにここでプロの洗礼(初の負け越し)を記録するのかと思いきや、その後なんと4連勝して勝ち越しを収めた。アマチュアの強豪校として知られる青森・三本木農業高出身。得意の左四つに磨きをかけ、年内にはどの辺りまで歩を進めることができるのか。
安青錦は先場所見事に序二段優勝。その前の場所は序ノ口優勝。2場所連続で各段優勝の快挙を成し遂げている。7歳から相撲を始め、その後ウクライナへの軍事侵攻から逃れて、相撲を続けるためおととし来日、友人がいる関西大の相撲部で稽古を積み、おととしの12月に安治川部屋に入門して、研修生として過ごしてきた。取組後には土俵を降りてからも深々と一礼して花道を下がっていくなど、礼儀正しさ(所作)も高評価。加えてイケメン。人気・実力急上昇中だ。
序ノ口優勝の安響。この18歳もアマで素晴らしい経歴を残し(全国高校総体個人3位)三段目付出しの資格があったものの同じ青森県出身で師匠の安治川親方のもとで「下の番付から強くなっていきたい」と自ら権利放棄して前相撲から取ることを選択した。同僚の安青錦からのアドバイスで1日最低でも300回、四股を踏むことを日課にしている。こちらも大器だ。
安櫻(親方の甥っ子)現在序二段で頑張っている(初場所・西序二段76枚目)
まぁ、何より(小兵・軽量)である。最近になってようやく体重が大台(103㎏)に到達したようで、翠富士の相撲っぷりを取り入れようと「肩透かし」の修得を目指し、稽古でも試し磨きをかけているようだ。
親方も若く、新生安治川部屋は1年経ったばかり。親方の人柄と育成手腕、優秀な弟子達が切磋琢磨しながら充実した稽古を積み重ね・嚙み合った先に、相撲界を席巻するぐらいの優秀な力士(キャラクター)が育っていくのではと、今から楽しみで仕方ない。
親方の限定手形タオルです↓↓↓
安美錦 安治川親方散髪限定グッズ 手形タオル