大潮の十両在位場所数には重みがある

 大潮憲司。
現役時代は息の長い力士として活躍。
初土俵 1962年(昭和37年)1月場所
引 退 1988年(昭和63年)1月場所 

今でも輝き続ける記録もある。

通算出場と十両在位が現在でも史上1位。
長く続けてきた証、実力が伴ってる裏付けである。

私が子供の頃、国技館で買ったパンフレットを隅から隅まで目を通して「初土俵」がその時点で一番と言ってもいいくらい古く「ベテラン古参力士」なんだなぁと子供心に思っていた。あと、当時のパンフレットには(確か)後ろの方に出場記録など各種記録が書かれていた(と思った)それには大潮と同じ時津風部屋の古豪力士「牧本」の記録が掲載されていた(現役在位場所数など)ことを覚えている。

十両在位55場所とあった。
かつて、春日野部屋で確認した蜂矢とともに史上1位タイという大記録。ここを深掘りすれば、大潮はこの十両在位に加えて、幕内在位が51場所ある事だ。言い換えれば幕内に8年以上、十両が9年以上というのは居座り続けたのは、筆舌に尽くしがたいほど偉大なことだ。
対する蜂矢の幕内在位は4場所なので関取時代は(失礼だが)「ほぼ十両」の力士だった。

蜂矢です、覚えてますか↓↓↓

十両の在位場所数のランキングがあった↓↓↓

順位十両在位四股名最高位
1位55場所大潮憲司小結
蜂矢敏行前頭6
3位54場所栃勇義治前頭7
4位51場所大文字研二前頭5
朝登俊光前頭2
6位50場所大竜川一男前頭1
7位49場所東龍強前頭11
8位48場所北桜英敏前頭9
9位47場所大旺吉伸前頭4
魄龍弘十両1

個人的には、一番下に名前のある「大旺」「魄龍」が懐かしい。特に「魄龍」↓↓↓

大潮には通算3個の金星がある。
そのうちのいつだったか、北の湖を破った一番を現地で見ている。
結びまで見終わって当時の国技館を出ようとした時に、偶然、殊勲の星を挙げた大潮を見かけた。握手を求めたら気さくに応じてくれたことを今でも忘れない。でっかくて、ごっつい手だったから。

来年の卓上カレンダーはいかがですか↓↓↓


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