遠藤(西前頭2枚目)本日より休場

 元気が無いなぁと思っていた今場所の遠藤が残念ながら休場するそうです。

相撲協会は20日、幕内・遠藤(32=追手風部屋)が7日目から休場すると発表した。師匠の追手風親方(元幕内・大翔山)が報道陣の取材に応じ、症状を説明した。

 遠藤は15年に左膝の半月板損傷、前十字靱帯損傷の大ケガを負っており、慢性的な両膝の痛みと長年闘ってきた。師匠によると「今場所前というか、ずっと調子悪い」と古傷の状態がさらに悪化してきたという。

 再出場の可能性については「厳しいかなと思います。再出場できるぐらいだったら休まないと思う」と慎重な姿勢。(日刊スポーツより)

ボロボロ、満身創痍という解釈でいいのでしょうか。

あまり抵抗がなく、あっ気なく敗れていくさまに厳しいんじゃないかとは思っていましたが。

まずは、ゆっくり休んで少しでも状態を良くしてほしいですね。

まだ活躍できると信じたいです。

相撲柄のアロハシャツです↓↓↓


伊勢ケ濱勢、今日の3勝・6日目

 現在、関取5人を有する伊勢ケ濱部屋。
部屋頭に横綱照ノ富士、他実力派力士が多く所属する。その5人のうち、勝利を収めた3力士の結果です。

~翠富士に初日~

先場所(3月)を大いに沸かせた翠富士と錦富士。

今場所は翠富士(西筆頭)と錦富士(西3枚目)の2人が、4連敗でスタートしたが、昨日錦富士に初日が出た。
翠富士も連敗脱出したいところだ。今日の対戦相手は、5連敗同士の対決となったが遠藤との一番。

動画がありませんでしたので、相撲展開を書きます。

翠富士の左差しから互いに引き技を見せ、遠藤がのど輪から決めにかかるも、翠富士がいなして押し出し。
今場所初日が出た。ここから流れを変えたい。

~照ノ富士の今日~

(途中休場を含む)4場所連続休場明けの横綱・照ノ富士は、手堅く連勝を積み重ねてきた。
6連勝なるか、錦木との対戦。

右差しで完全に錦木の左を封じ、じっくり・どっしり・周到に攻めて、6勝目を掴んだ。
言うことなし。

~熱海富士、力強く逆転~

初日に「令和の怪物」落合に負け黒星発進も、積極性と諦めない相撲でそのあと4連勝。
今日は島津海(放駒)と。

立ち合いからの右差しで、ひとっ走りで決めにかかる島津海。
そこに待っていた落とし穴。熱海富士の右すくい投げが決まった。
島津海は足が伸びきってしまい、最後の詰めができなかった。
熱海富士の取組に集中する気迫に満ちた表情がいい。

明日の結びが、照ノ富士に金峰山。
何だか、もの凄く楽しみです。

やっぱり、あたみん↓↓↓

元大関・栃ノ心、引退。

 

大関経験者で東十両5枚目の栃ノ心(35=春日野)が夏場所6日目の19日、引退届を提出し、17年間の力士人生に別れを告げた。国技館で会見し、「2023年5月19日、引退することを決めました。これまで、皆さん、ありがとうございました。1月場所でケガして、そこから自分の相撲が取れなかった。今場所も、乗り越えられると思っていたけど、残念です」と無念さを募らせた。

けがに泣いた。1月の初場所4日目に左肩を脱臼、途中休場。十両に陥落した春場所は5勝10敗。徐々に番付を下げる中、今場所は現時点で5戦全敗と悔しい内容が続いた。左腕に思うように力が入らず、生命線の左上手を引けない状況。「こんな相撲を取っていて恥ずかしい。お客さんに申し訳ない」などと唇をかみしめていた。(日刊スポーツより)

今場所は一方的な内容での負けが目立っており、正直、厳しいかな難しいかなと思っていたのですが、この決断に至ったのですかね。

親方になるための日本国籍は取得しておらず、協会には残らないそうです(残念)

2018年1月場所の幕内優勝を遂げた松鳳山戦です。

実直さが伝わってくる引退ごあいさつがこちら。

通算成績:681勝615敗106休(102場所)
幕内最高優勝:1回
殊勲賞:2回 敢闘賞:6回 技能賞:3回
金星:2個 (日馬富士と稀勢の里から各1個)

ジョージア出身の力士としては、一番の出世頭になり大関まで登り詰めた栃ノ心。

17年間の土俵生活、本当にお疲れ様でした。

栃ノ心ファン垂涎もの↓↓↓

豪発進、豪ノ山! 5日目

 今場所の東十両筆頭、豪ノ山(武隈)
先場所、東十両6枚目で11勝を挙げるも新入幕ならず、悔しい気持ちを
内に秘め頑張っている。
それが発奮材料になっているのか、今場所ここまで上々のスタートだ。
突き押し相撲から勝機を見出す豪ノ山の好調の原因とは?

※初日・湘南乃海(高田川)戦は立ち合い一瞬の突き落としで決まったので、詳細は割愛させていただく。

2日目・輝(高田川)戦
同じく突き押し相撲の輝からの攻勢を受けるも耐えて、(豪ノ山)逆襲に転じるところを輝のすくい投げに乗じて押し出したところに、辛抱強さと押し相撲を貫いた心の強さを感じた。

3日目・東龍(玉ノ井)戦
立ち合いから右のど輪の電車道。
東龍、左前まわしに手がかかるも問題にしなかった。

4日目・武将山(藤島)戦
常に前へ出て先手を取る。右のど輪で土俵際まで押し込み、(その威力の)反動で引き落としが見事に決まった。

5日目・炎鵬(宮城野)戦
炎鵬が八艘飛びを炸裂させてきたが、なんのその。
炎鵬をあっさりと押し出して見せた。

とこの4番から見るに、
突き押し相撲に持っていける立ち合い(ぶちかまし・威力)の強さ
力士として経験値・実績を上げてきたこと(先場所の11勝など)で覚醒し、自信をつけてきたか。

素質・ポテンシャルが開花しつつあると受け止めていいのか、豪ノ山。

これからも目が離せない。

武隈ゆかたはいかがでしょうか↓↓↓

極め出しで封じる・4日目

 極め出し(きめだし)・・・相手の差し手、首、肩の関節を極めて動きを封じ、そのまま土俵外に出すこと。

今日の4日目には、その決まり手が十両以上の取組で2番見られた。
構図としては、軽量の小兵力士を捕まえにくい状況にして、外四つの状態からギューっと搾りあげて何もさせないこと、か。

~その1・照ノ富士が翔猿へ~

結びの一番で、横綱照ノ富士(174㎏)翔猿(135㎏)の一番。

照ノ富士は大柄な体格を生かしてこの極め技をよくやる印象だが、(結果論で言うと)今日の対戦相手(翔猿)を封じるにはうってつけの技だった。
(胸の辺りをさすりながら花道を引き上げる翔猿に対して)NHK解説を務めた錣山親方は「私もされたことがあるんですけど、腕よりも胸が痛かった」と言っていた。上腕よりも胸に痛みが走るのですね。横綱照ノ富士は4連勝を飾る。

~その2・狼雅が炎鵬へ~

十両の取組では、狼雅(155㎏)炎鵬(100㎏)の取組。

貼り付けられる動画がないようなので、私の下手くそ実況でお許しください。

立ち合い、スパッと炎鵬がもろ差しになる。瞬時に極めた狼雅。
こうなると炎鵬、完全に封じ込められてしまい何も抵抗できず、なすがままに終わった。

狼雅関、手形入りサイン色紙です↓↓↓

極め出しとは・・・もろ差しになった力士が、「この勝負、もらった!」と閃いた力士(現実)を挟殺する決まり手・極め技なのか。

幕内上位では、両関脇の若元春と大栄翔の勝利への執念・向上心が伝わってくるかのようだった。
共に充実の4連勝!