元琴奨菊・秀ノ山親方、部屋開設へ

 元大関・琴奨菊こと秀ノ山親方が、出身地の福岡県柳川市で行われた地元後援会の発会式で「師匠(元関脇・琴ノ若)に独立したい意向を伝えている。来年3月に部屋が完成する予定だ」と明言。自身の部屋を立ち上げる準備を進めていることを明らかにした。 西スポより

引退して2年余、自ら部屋を興し、将来の横綱大関を育てる。

2016年1月場所に勝ち取った幕内最高優勝は、2006年1月場所栃東以来10年ぶりの日本人力士の優勝。

また同場所記録した3横綱撃破(鶴竜・白鵬・日馬富士)は、1991年初場所・霧島以来25年ぶりの快挙。

32場所務めた元大関

陥落後も4年近く、プライドを捨て頑張った。

ライバル豊ノ島は、残念ながら相撲協会を退職し、タレント業に舵を切った。

あの豪快ながぶり寄り、制限時間前のバウワー、(大関昇進時口上の)万里一空の如く相撲道を貫き通せる若人を求め、育てるべく、新部屋開設という新たなステージに向かう。

バウアー湯吞みです↓↓↓

45歳・天一、「定年までやろうかな」相撲愛の塊

昨年11月場所、10日目で通算600勝を達成した天一(新潟・山響)は、今年初場所、
西序二段25枚目で2勝5敗の負け越しで終わったが、45歳になった今でもその意欲は衰え
を知らない。

1977(昭和52年)11月22日生まれ、米どころ・新潟県南魚沼市出身。

おいしいご飯をたくさん食べて育った。

1993年3月、中学卒業と同時に北の海部屋に入門・初土俵。第55代横綱・北の湖チルドレンの一人である。

1997年7月場所、三段目優勝し翌9月場所には、初土俵から4年余りかけて幕下昇進。

2000年ぐらいから5年間、花相撲他で初っ切りを受け持っていたそうで、覆面を被って乱入しては、場内を大いに盛り上げていたそうである。

ケガが少なく、力士在位178場所中、休場はたったの14日しかない(力士情報より)

最高位は、西幕下10枚目(2006年11月場所)

2016年11月場所以降は、三段目か序二段に在位している。

通算600勝達成時には、「体が動くうちはまだ頑張りたい。定年(65歳)までやろうかなと思っているんですけどね」と豪快に笑い飛ばす天一。

土俵を離れれば、親子ほど年の違う後輩力士と積極的に交流を図り、食事を楽しむ。

天一 俊哉 (てんいち としや)
生涯戦歴  603勝622敗14休
三段目優勝 2回  (力士情報より)

45歳を数える年齢、178場所の力士在位から、天一は若手との対戦を通し、勝負を超越した

力士とは何か
続けるとは何か
生きるとは何か

白星と黒星を重ねながら、教えているのであろう。


何が出るかな何が出るかな、八角ちゃんこ 

 私は八角部屋のTwitterをフォローしている。

そうすると定期的に、今夜のちゃんこは〇〇です。

と更新する度に通知が入ってくる。

これが楽しみで仕方ない。

最近投稿されたものでいいなと思ったものを、いくつか抜粋する。

以上、何の根拠も伴わない主観だけの10選でした。

「ちゃんこ」というのは、力士たちの食事、料理の総称。
とあり、ぐつぐつ煮込んだちゃんこ鍋も含んだ料理、おかずを指して言ってるらしい。

偶然かもですけど、肉系が多いですね。

魚系(焼魚・煮魚・刺身)も食べてるでしょう。

一度、相撲部屋でちゃんこを食べるのが、私の儚い夢でもあります。

伊勢ケ濱力士の化粧廻しに

 現役唯一の横綱・照ノ富士をはじめ、多くの人気関取が所属する伊勢ヶ濱部屋。

親方は、第63代横綱・旭富士。

幕内・十両土俵入りを見ていると、この伊勢ヶ濱部屋力士の化粧廻しの贈呈先部分に、最近よく「銀座鮨処いし原」と見かける。

さぞかし、美味しくて高級な寿司屋なのだろう。
とりわけ、相撲に理解のある好角家なのだろう。

検索してみた。

まず、同じ読み方をする「寿司」と「鮨」って何が違うのかなと思ったのだが、
「寿司」はちらし寿司やいなり寿司といった寿司料理全般に使える表記。
「鮨」は旨い寿司を強調した意味で使われるようである。

高鳴る期待。

更に検索を進める。

銀座7丁目のクラブ街に近い場所にあるようで、こちらの女将さんは、祇園甲部で舞妓・芸妓として活躍されていたことが所以なのか、お店の外にかけられてる提灯や、接客や電話対応などの言葉遣いなどが京都テイストとのこと。

相撲好き・伊勢ヶ濱部屋を応援しているのは、この女将さんでしょうか。

口コミ評価も高く、筆者も是非訪れたいと思うのだが、何せ懐が寂しいので実現は困難か😢

日本一地価の高い銀座から、鮨処いし原の従業員達は、連日伊勢ヶ濱所属の力士の勝利を祈って、熱い思いを送り続ける。

銀座鮨処いし原
中央区銀座7-6-5 石井紀州屋ビル 1F
営業時間【昼】11:00~14:00
    【夜】17:00~23:00(22:00LO)
定休日 日曜・祝祭日

相撲駅下車から漂う情景

令和5年1月11日水曜日・大相撲初場所4日目、私は相撲駅・両国に降り立った。

何を隠そう、相撲観戦に来た。

東京都下、神奈川県某市から電車に揺られること、1時間15分ぐらい。

総武線ホームを降りて、目に入ったのがちゃんこ屋の看板の数々。

と同時に、捉えようのない匂いがした。

首を左右に180度、身体を360度回してみたら、至近距離に風呂敷抱えて電車待ちしてる力士がいるではないか。

なんだか独特な甘い香りがする、びん付け油の匂いだ。

「どちらの部屋所属ですか」
「四股名は」
「番付は」

声をかけられないから、心の中で問うてみる。

無表情のちょんまげ力士から、
(取組に)勝ったのか負けたのか
(内容が)良かったのか悪かったのか

淡々と帰路につこうとする姿から、察することはできない。

階段をてくてくと下っていき、改札へ向かうと何枚か優勝額が掲げてある。

やはり、しばらく立ち止まって見入ってしまう、素晴らしき偉人達だ。

ピピっと改札を出たら、相撲みやげ・グッズの露店がある。

右に曲がると、‐両国‐江戸NORENという和食の集合施設(ちゃんこ霧島など)

そこから顔を上げればでっかい国技館。

テンションは否応なく高鳴る。

道なりに歩けば、のぼりの数々。

ひいき力士ののぼりはあるか。
応援してる部屋ののぼりは。
全部で何本あるのかな。来るたびに思ってしまう。

見終わった頃に、国技館入口がある。

今日はどの親方にチケットもぎをしてもらおうかな。

聖地に足を踏み入れ、熱戦の数々を目に焼き付けたのだった。