貴景勝・気迫の2勝目、足を気にしてる様子があったが・3日目

綱取りへ・・・、期待かかる貴景勝。

3月・春場所は3日目を迎えた。

その大関・貴景勝、今日の対戦相手は元大関・正代である。

立ち合い、貴景勝の圧力・踏み込みに分あり。
突き放す。正代も必死に抵抗するも、貴景勝の気合い・背負ってるものの違いを感じさせられた。押し出して貴景勝の勝ち。
直後、勝ち名乗りを受ける時に、何か足をかばっている様子。土俵から降りる時も足の運びがスムーズじゃなかった。カメラもずっと追っていた。明日以降の取組、綱取りに影響しないか気になるところだ。
明日の貴景勝は、阿炎である。


こちらは、大関への足固めとしたい今場所の霧馬山、玉鷲戦。
一気に決めにいく玉鷲、脇が開いたところを霧馬山すくい投げ。



豊昇龍に初日。小結・琴ノ若戦。
上手を引く琴ノ若、仕掛けた琴ノ若、掛け投げにいく豊昇龍、のど輪がすっぽ抜けた琴ノ若、もろ差しになった豊昇龍が寄り切って初日が出た。

話題の新入幕対決、金峰山‐北青鵬
立ち合いすぐの左上手、引きつける力強すぎ。ジワジワ寄ってこの対決制す。
金峰山も見劣りしない体格だが、何も出来ずに力負けした印象。

~これより十両~

鳴り物入りで入門。新十両・落合の3日目は貴健斗との一番。

https://www.youtube.com/watch?v=KdNz-LT54Ss&t=185s

両者頭で当たる立ち合い、突き放しにかかる貴健斗。左を深くねじ込み、相手の上体を起こし寄り切った。慌てる様子なく、落ち着いて高校の先輩を寄り切った。明日の対戦相手は徳勝龍。

朝乃山の3番目、今日の対戦相手は東白龍(玉ノ井)
東白龍、一気にのど輪で攻め立てる。叩きに出たところで形勢逆転。
朝乃山の右腕をたぐるも、左上手を引かれ、送り倒し朝乃山の勝ち。

幕内上位の星の潰し合いも面白い。図抜けた存在もいないが。
貴景勝の足の状態が気になる。
新入幕・北青鵬、新十両・落合と玉正鳳、場所を大いに盛り上げてくれている。

勝利の風を送る↓↓↓

貴景勝、着実に勝利!元大関、ここにあり・2日目

 綱とりのかかっている大関・貴景勝、初日は翔猿のはたきに苦杯を嘗めたが、一日経ってリフレッシュできたか。2日目を振り返る。

その大関・貴景勝は、昨日若隆景を逆転の突き落としで勝った、玉鷲との一戦。

今日は立ち合い低く当たり、腰を落としながらの押し出し。慎重な攻め、3秒5で玉鷲を押し出した。

元大関・今場所西前頭筆頭の正代は、大関取りへ向けて確かな足固めの場所にしたい、関脇・霧馬山との対戦。

立ち合い両者の突っ張り合いから、正代が左を深く差し入れ、下手回しを取った正代が一気に勝負を決めた。変な迷いのない会心の相撲。昨日今日の相撲内容に正代は自信を持ってほしい。

新入幕同士の対戦、北青鵬は武将山を右一本の引きつけで寄り切った。今日も余りある身体能力を見せつけてくれた。

こちらも新入幕・金峰山、今日は貴闘力の息子であり、大鵬の孫・王鵬との一番。
のど輪で突き上げる金峰山、そのまま突き出し金峰山。
二刀流の金峰山、今日は突き押しで決めた。

~これより十両~

宮城野の新星、プロ初黒星

なんてったって話題の新十両同士の取組、落合ー玉正鳳。

立ち合いやや低く当たった落合、玉正鳳はもろ手突きから右へ右へ動いてはたき込み。
落合の突進をかわした。
玉正鳳はこの作戦で決めていたのか、ズバリと決めてみせた。
落合は気にすることは全くない。前に出て一気に決めようとした寄りは責められるものではない。最後の足がついていかなかっただけ。
これも相撲だ。これも経験だ。

朝乃山、千代の国がもろ手突きののど輪から、引いたところを一気に押し出し2連勝。
千代の引きは、安易だった。

貴景勝タオル↓↓↓

62年ぶりの船出、雷部屋

 2月1日、旧入間川部屋から引き継ぎ62年ぶりに復活した「雷部屋」(いかずちべや)

継承して、初の本場所に船出した。

師匠は、元関脇・栃司から元小結・垣添が後を継いだ。

弟子は7人。

幕 下 獅司(しし)
    大元(おおもと)

三段目 毅ノ司(きのつかさ)
    龍 司(りゅうつかさ)
    西太司(さいだいじ)

序二段 雷 道(いかづちどう)
    鷹 司(たかつかさ)

である。

初日の結果、
勝ち 獅司・大元・毅ノ司
負け 龍司・西大司・雷道・鷹司

と偶然にも7力士全員出場。“歴史的一日”は、3勝4敗で終えた。

勝ったり、負けたり。白星と黒星を重ねながら、新生・雷部屋は62年ぶりの一歩を歴史に刻んだ。

    

貴景勝・初日痛恨の黒星、驚異の粘り・玉鷲と宇良、初日

弥生3月、荒れる春場所。

何と言っても今場所一番の注目は、大関・貴景勝の綱とりだ。

掟破りで結論を先に言うと、初日の貴景勝は、小結・翔猿にはたき込みで痛い星を落とした。
立ち合いから一気に押し、翔猿を土俵際まで追い詰めるも、翔猿は余裕があった。
右に体をずらし、はたき込みが決まった。貴景勝、痛恨の黒星スタートとなった。

結び前の一番、関脇連続在位7場所目の若隆景に38歳のレジェンド・玉鷲。
玉鷲、もろ手のど輪で突き放す。左に右にいなしながら凌ぐ若隆景、前回し引きつけながら出る若隆景、玉鷲、日頃の稽古で培った土俵際の粘りから逆転の突き落とし決まり、玉鷲の勝利。今場所も38歳は躍動する。

~元大関、意地を見せる~

関脇・豊昇龍は、西前頭筆頭の正代との対戦。

https://www.youtube.com/watch?v=QWxqkbmGb-c

元大関に非常に失礼な言い方になるが、この結末は予想できなかった。
ここ数場所の実績、モチベーション(精神状態)に差があると思ったからだ。
結果はこの通り。正代はプレッシャーのかからない状態・番付で相撲を取らせた方が力が出るのか。


春と言えば桜。桜と言ったらピンク。ピンクと言ったら宇良。
と、勝手なこじつけだが、今日の宇良は華麗な相撲を見せてくれた。

押され押されても、逆転がある。
土俵際のもつれあい、紙一重の体(たい)、足が残り、宇良の勝ち。
大観衆大いに沸いた。面白い一番。一山本も負けはしたが内容はよかった、素晴らしかった。

東十両筆頭に番付された朝乃山、初日の今日は幕内最初の取組で水戸龍との一番。

左上手を取られても怯まない、右差しから一気に前へ出て勝負を決めた。地力・装備されてるものが上とでも言うべきか、朝乃山快勝!

~これより十両~

所要1場所での十両昇進、話題の落合(宮城野)の初日は東幕下筆頭の塚原戦。

やや低く立ち合い当たり、塚原は下から突き起こそうとするも、問題にせず寄り切った。
上出来の白星スタートの落合、明日はこちらも新十両の玉正鳳との一番。

明日2日目、貴景勝・幕内上位陣・新十両落合にどんな運命が待ち受けてるのか。

照ノ富士、正解!貴景勝、難敵を迎え撃つ!

 横綱・照ノ富士、残念ながら今場所も休場だ。

相撲協会に提出された診断書には、

「両変形性膝関節症、糖尿病で加療を要する」とあったそうだ。

この判断は賢明だろう。

イヤというほど、膝には苦しめられてきた。

序二段まで陥落を味わったのも、膝のケガからによるもの。

いつだって、特注装具が取り付けられたサポーターをして土俵に上がった。

耐えに耐えて、横綱まで上り詰めた。

力士でなくても、膝は人間の体の要所である。

ここは焦る必要はない。じっくり時間をかけて治すべきだ。

しかし、「横綱」という肩書を背負っている以上、次に出場する時は、力士生命をかけて挑む場所になる。

それと、個人的には後半部分の糖尿病という漢字3文字・病名も非常に気になるところだ。

~貴景勝、初日翔猿と対戦~

綱とりかかる大関・貴景勝は小結・翔猿との初日。

ここ2場所連続で負けている相手との対戦。

その2番を振り返る。

大関が確実に突いて出て、自分のペースに持ち込み、初日を飾れるか。

翔猿が持ち前のスピードで、貴景勝をかく乱することができるか。

17時50分過ぎの対戦が楽しみである。