大栄翔・若元春・朝乃山の完勝劇・2日目

更新がだいぶ遅くなりました。
2日目です。

~俺も大関候補だ~

大関候補は何も霧馬山だけではない。
この男も勝ち星次第ではと言われている大栄翔。
今日は宇良戦。

のど輪、のど輪で上体起こして押し出し。
連勝スタート。 表情からも気迫・やる気・充実感が見て取れた。

~若元春のやんちゃ封じ~

覚醒の感がある、大波三兄弟の次男・若元春。
今日はクセ者・人気者、翔猿との対戦。

下から突き上げるかのような立ち合いの若元春が、続けてもろ手突きで突き倒し。
翔猿の細かい技・揺さぶり・間合いを完全に封じ込めた完勝だった、見事!

~朝乃山、ベテラン実力者を圧倒~

元大関が幕内に帰ってきて2場所目。
今日はしぶといベテラン、妙義龍との一戦。

右差しから左上手、万全の体勢で寄り切りで文句なしの相撲だ!
気が早いが上位戦を見てみたい!


※貴景勝、ここは無理をせず来場所関脇からの10勝以上での大関復帰に路線変更・シフトチェンジをした方がいいのでは。何ていうか「惨劇」を見てるのがつらくなってきましたね。

現地観戦してきました。
2階席はまぁ、外国人の方が多かったです。
個人的には(今場所は)焼鳥を買えました。
ちゃんこも食べて大満足でしたよ。

大栄翔関、手形入りサイン色紙です↓↓↓



往年の名力士の四股名を背負って・夏場所初日

 大相撲夏場所、本日初日を迎えた。

いくつかの見どころ・焦点があるなかで、今日はまず、アマチュア横綱から幕下10枚目格付出の大の里(二所ノ関)のデビュー戦から取り上げたい。

~期待の大器、お目見え~

本名は中村 泰輝(なかむら だいき)
初土俵場所から早くも四股名が与えられ、大正時代の大関の大ノ里萬助や師匠の二所ノ関親方が出世した時の候補に上がった「大の里」として登場した。

対戦相手は(昨日も紹介したが)日体大の2学年先輩で177センチ、123キロの石崎(高砂)
(大の里は)控えに座っている段階から、手首足首を盛んに動かせていたのは緊張の表れか、(それとも)いくぞと体に意志を伝えていたのか。 迎えた一番。

https://www.youtube.com/watch?v=eB7-p364OrA

立ち合い、左上手の石崎。大の里は右差しから構わず一気に出るが、石崎の土俵際に追い込まれても体を開きながらの突き落としが決まった。

大の里は悪くなかった。鳴り物入りで入門し、受けた重圧・プレッシャーは計り知れないものだろう。たかが1敗、されど1敗。かける期待・得た印象は少しも色褪せない。今後も要注目だ。

~令和の怪物、夏場所初日~

十両2場所目の「令和の怪物」こと落合。
初日の対戦はこちらも人気者・熱海富士だ。

立ち合いからもろ差し決まり、頭をつけながらがぶり寄り。
熱海富士は何もできなかった。落合、快勝!
だが、十両土俵入りの時から気になっていたのが、左肩周辺のかなりの面積にテーピングを施していたがどうしたのか、と思ったのだが不安を感じさせない相撲内容だった。そのあとも平然とケロッとふるまっていた。やはり大物である。

~休場明けの初日~

古傷の膝の具合はどうかな。
横綱・照ノ富士が4場所連続休場から復帰した。
元大関、今場所東小結の正代との初日。

正代、照ノ富士の右を制しながら前へ出たが、その右差しを許す(入ってしまい)逆転のすくい投げが決まった。照ノ富士は寄られながらも精神的余裕があったかもしれない。
正代は十分に廻しを引いたわけでもなく(走ってしまい)惜しい一番を落としたが、内容は良かった。むしろ今場所(やってくれるのではと)期待を窺わせた。

大関獲りかかる霧馬山、立ち合いの変化で墓穴を掘り損ねたが翠富士を肩透かしに切って落とした。
若元春、休まず攻めて遠藤を力強く上手出し投げ。先場所同様、鍵を握る存在となりそうだ。

※東前頭2枚目の髙安が14日(今日の)朝稽古で右の太ももを痛め、初日から休場することになりました。 淋しく残念な知らせである。

ガンバレ髙安↓↓↓

独自の視点で、初日期待の3番!

 明日から始まる大相撲夏場所。

巷では霧馬山と大栄翔の大関獲り、照ノ富士の復調具合、北の富士氏2場所連続解説休場、等々いろいろ語られているが、今日は私独自の視点で「初日」の楽しみな3番を上げようと思う(十両以下になってしまった)

~悔しさを力に変えて

十両最後の一番では、先場所好成績を収めながら番付運に恵まれず、新入幕入りを果たせなかった2人、東西の筆頭同士の豪ノ山湘南乃海の一戦がある。
先場所、十両優勝を遂げたあの逸ノ城に土をつけた豪ノ山。 片や
先場所、朝乃山に投げの打ち合いで顔に擦り傷を負わせ大善戦した湘南乃海。
メキメキと力をつけてきた2人が、初日に激突する。

~令和の怪物、十両2場所目~

十両8枚目同士は熱海富士落合
人気力士・静岡県熱海市出身の熱海富士に「令和の怪物」の対戦。
先場所・初顔で熱海富士が土俵際の突き落としで勝っているが、2回目の対戦はどちらに軍配があがるのか。

~大の里、デビュー戦~

更に幕下の取組からは、昨年のアマチュア横綱で幕下10枚目付出・大の里(二所ノ関)の「デビュー戦」が組まれている。
対戦相手は東幕下11枚目の石崎(高砂)
こちらもただ者ではない。大の里と同じ日体大出身の2学年先輩。
三段目付出で初土俵後、着々と勝ち越しを重ね、一時は西幕下筆頭まで躍り出た実力者が「刺客」として襲いかかる。

※他にも幕下筆頭同士の紫雷(木瀬)ー川副(宮城野)、高橋(二所ノ関)ー峰刃(錣山)
などが楽しみだな。

将来、大成する力士2人の手形入りサインです↓↓↓

尾車部屋発・豪風行き3力士の現在地

 年寄・押尾川、現在は元関脇・豪風が所有していて、去年(2022年)2月に独立。

同じく昨年4月に墨田区文花に新築した部屋も完成し、豪風の代になってからは、まだ産声を上げたばかりの部屋である。

それに伴い、豪風が現役時代に所属していた尾車部屋の師匠(元大関・琴風)の停年も重なり、矢後天風飛燕力の3力士も移籍・転属してきた。

矢後と天風は元幕内、飛燕力は最高位幕下29枚目ながら、40歳。149場所を戦い抜いてきた大ベテラン。

今場所は、どの辺りに番付されているのかなと調べてみた。
各力士の最初(左側)に書いたのが、今場所(最新)の番付である。

矢後 太規(やご たかのり)

西幕下17枚目 最高位・西前頭10枚目。


アマチュア横綱のタイトルを手に、同じ中央大学出身の豪風(現・師匠)が所属している尾車部屋に入門(2017年5月場所・幕下15枚目格付出)




同年9月場所、3場所目で新十両。2場所で幕下へ逆戻りとなったが、その場所で(東幕下筆頭)5勝2敗と勝ち越し、1場所で十両へ復帰。

そこから丸2年、13場所に渡って関取の座を維持してきたが、やはり膝のけがに苦しんだようである(これ溯ると中学時代に両膝の靱帯、左半月板を痛めた過去があるらしい)
2021年から現在までは十両9場所、幕下5場所を務めた。

ゲン直しで飲みに行ってストレスを発散するようなタイプではなく「冗談のひとつも言わない堅物」とのこと。

今年初場所千秋楽、宮城野部屋のホープ川副と対戦した動画がある。

矢後太規28歳、本領発揮はまだこれからだと見ている。

天風 健人(あまかぜ けんと)

東三段目26枚目 最高位・東前頭13枚目。
香川県仲多度郡琴平町出身。

小学校入学前から柔道を始め、数々の実績を上げる。
中学2年次には四国中学総体で優勝したことで尾車部屋関係者の目に留まり、師匠(元大関・琴風)が自らスカウトしに赴いた。

入門後、長い下積みにも挫けず8年かけて新十両。
その場所で10勝を上げ、十両優勝を争う活躍を見せた。

2016年7月場所では、初日から5連勝。その後も連敗することなく白星を積み重ね、14日目に臥牙丸に勝って12勝目をあげ、初の十両優勝が決定。最終成績は13勝2敗。

翌場所、新入幕を遂げるが5勝10敗で負け越した。現在、天風の幕内在位はこの1場所のみである。ここから負け越しが続き、2018年5月場所に幕下に陥落。
その後、右膝の関節が外れるという大けがの影響で2018年9月場所から3場所連続で全休した。

愛称として、本名(下の名前)の「ケント」と「讃岐の口車」とあった。
これは、角界随一の口達者であることから師匠の尾車からつけられた異名だそうだ(笑)

飛燕力 敬介(ひえんりき けいすけ)

西序二段12枚目 最高位・西幕下29枚目

最後を飾るのが40歳の大ベテラン力士、飛燕力である。

1998年3月場所で(元大関・大麒麟師匠の)押尾川部屋から初土俵を踏む。同期には追風海、玉乃島、北太樹、玉飛鳥らの豪華メンバー。

1999年7月場所は6勝1敗の好成績で(序ノ口)優勝決定戦に進出しているが敗退。

序二段生活が長く続く中、2005年3月場所限りで押尾川部屋が閉鎖された後は、一門の尾車部屋に移籍する。

2008年からは、三段目に定着。
チャンスが訪れたのは、2014年7月場所。この場所の13日目には、6戦全勝同士の取組として、初土俵以来土付かずの20連勝だった安彦(後の剣翔)を突き落としに破り、初土俵から98場所目にして初の各段優勝となる自身初の三段目優勝を飾った。

翌9月場所に99場所目にして初の幕下昇進を果たした。この場所は1勝6敗の成績で、1場所では三段目に陥落。
2018年5月場所は、2番目の相撲で右膝靭帯断裂の大けがをしたため途中休場となった。初土俵以来初の休場で連続出場も834で止まった。
以降は、三段目と序二段の往復が続いている現状である。

2022年1月場所後、相撲協会の定例理事会で、尾車部屋が閉鎖されることと、押尾川部屋を新設することが承認され、自身は押尾川部屋へ転籍することになった。所属部屋が押尾川部屋に戻るのは、旧押尾川部屋が閉鎖されて以来17年ぶりとなった。

2度の部屋転籍を経験している稀有な力士だ。

レアもの。尾車部屋バスタオル↓↓↓

行くしかないでしょう!

 

いよいよ今度の日曜日から始まる五月場所を告知する相撲協会公式Twitterを見つけた。

モデルは見ての通り千代丸関です。

私は2日目の2階指定席を購入しました。

前回(今年初場所)、名物「国技館焼き鳥」は、製造工場の従業員寮で、コロナのクラスターが発生したらしく、これにより作業できない状況とかで販売中止となっていた…。
ので、今回はきっちりとリベンジを果たし、焼鳥を頬張ると心に決めている。

気づけば千代丸も32歳。今場所は東十両10枚目に番付された。

バラエティ番組に多数出演で親しみやすいキャラクターは広く知られている。

最高位は東前頭5枚目。三賞・金星獲得はここまで記録がない。

基本的な取り口は突き押し。太鼓腹をうまく使った土俵際の寄りもあり。
この動画で少しだけ見られる(スロー再生部分で)

兄弟力士としても知られ、弟は元小結・千代鳳。
2021年11月場所限りで引退し、現在は年寄・大山を襲名している。

またこの兄弟、鹿児島県志布志市出身。
同郷では、1980年代後半から90年代初めに活躍した元小結・陣岳(井筒)がいる。

最後に懐かしい名前が出できたな。

大砂嵐入りのレアものです↓↓↓