玉鷲5連勝、正代4連敗、若元春初黒星、大銀杏似合う熱海富士など

前頭3枚目・37歳9ヶ月の玉鷲が、今場所も横綱照ノ富士を見事な相撲で破った。

立ち合いから、横綱に対して突いて出る玉鷲。のど輪、右差しから一気に勝負を決めた。
今年初・春・夏場所に続き、4個目の金星。また、37歳9ヶ月での金星獲得は、昭和以降で4位の年長記録。衰え知らぬ戦いぶりは、今場所を更に盛り上げる存在となるだろうか。

大関・正代4敗目。
琴ノ若相手に全く為す術なく敗れた。 4連敗。

しかし先場所の序盤戦も同じく1勝4敗のスタートから、最終的に10勝5敗まで盛り返した実績もあり、気持ちひとつで立て直せる気がする。
そうあってほしい!

若元春は初黒星を喫したが、今日は高安の早い相撲、迷いのない攻めに屈した。

5日目を終わり、幕内は全勝が玉鷲・北勝富士・王鵬の平幕3人となった。
十両の全勝は、美ノ海と栃武蔵。

因みに、十両3枚目の熱海富士は前頭14枚目の豊山を寄り切りで破り、幕内で初勝利を飾ったようである。

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 元大飛の大山親方が相撲協会を退職。

 決まり手担当でおなじみの元前頭大飛の大山親方が、8月31日付で相撲協会を退職したとの発表があったそうです。

自身も先代大山親方(元大関松登)のもとで、現役時代を送り、最高位は東前頭2枚目、7場所の幕内在位を務めた。

そして、何と言っても大山親方といえば、決まり手係として知られ、長い間、70手だったものを、12手増やし、82手にした中心人物と知られている。

知れば知るほどお相撲ことば 
という大山親方が監修の一人として携わった相撲の専門用語や俗語が紹介されている本が手元にある。

イラストとともに、楽しくわかりやすい説明がされている好著でおすすめの一冊です。

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「気は優しくて、力持ち」元関脇・魁聖が引退

 ブラジル出身の人気力士・魁聖が8月31日、東京・両国国技館で引退会見を行い、年寄・友綱襲名が発表された。

近年はケガに悩まされた。
今年初場所を最後に十両に転落。

次の春場所から三場所続けて負け越し、秋場所の番付は東幕下筆頭となっていた。

2006年7月、のちの魁聖一郎ことリカルド・スガノは、同じくブラジル出身、元十両・若東の黒田吉信さんから友綱部屋を紹介され来日。

同年9月場所初土俵、アマチュア相撲経験と大柄な体格を武器に2010年七月場所新十両、2011年夏場所で新入幕を果たす(10勝5敗で敢闘賞受賞)

途中、右膝靭帯断裂の大ケガを負い十両陥落を経験するも、不屈の闘志で復活。

幕内通算60場所を数える。

思い出の一番として、2018年七月場所の当時大関高安との取組と答えた。
結びで勝ったことが無く、声援の大きさなどがとても心に残ったと当時を振り返る。

通算戦績590勝592敗37休
幕内戦績406勝457敗37休

三賞受賞は敢闘賞3回を数え、最高位は関脇まで上り詰めた(2016年七月場所)

「気が優しくて、力持ち」の言葉がピタリと似合うお相撲さんという感じ。
土俵上の所作(丁寧できちんとしたお辞儀)などが印象深い。

魁聖関、16年間の土俵生活、お疲れ様でした。

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名力士が巣立った板柳町で大雨被害が・・・。

 青森県や秋田県などに深刻な大雨被害をもたらしている。

今朝の情報番組でも、その被害状況が報じられていた。

なかでも、板柳町を流れる岩木川は、幡龍橋水位観測所で氾濫危険水位を超え、警戒を呼び掛けてるそうです。

この報道に重ねるのは、無礼であるが、この板柳町から2名の関取を輩出している。

一人は高見盛精彦。
一人は追風海直飛人。

二人とも、世に知れ渡った存在・力士(人物)である。

高見盛精彦こと現・東関親方は、小学校4年の頃から相撲を始め、アマチュア横綱の実績を引っさげて、角界入り(東関部屋入門)。同部屋の横綱・曙に厳しく鍛えられ、途中、ケガもあり、番付を幕下まで下げることもあったが、見事に復活。最高位は小結を2場所勤めた。

2003年7月場所の中日の横綱・朝青龍戦での金星と、その際の喜びの雄叫びが忘れられない。

その愛すべきキャラクターと特異な振る舞い・パフォーマンスは、多くの相撲ファンから親しまれ、CMやバラエティー番組に引っ張りだこの人気力士だった。

もう一人の追風海直飛人こと齊藤直飛人は、7月の参院選に(青森選挙区)に立候補し、話題を呼ぶも、落選。直後の自身の辞職に伴う青森県議会議員補欠選挙に対し立候補の取りやめを発表したようだ。

そんな追風海の力士時代の略歴を紹介する。

昭和50年7月5日、板柳町に生まれ、地元の中学から埼玉栄高校に進学。国体優勝の実績を上げ、日大相撲部へ。3年時には学生横綱のタイトルをはじめ、(4年間で)15タイトルを獲得。

大学卒業後、追手風親方の内弟子として友綱部屋に入門し、幕下付出で初土俵。
順調に出世を果たし、2000年九州場所では、デビューから所要17場所で関脇まで昇り詰めた。

途中2000年7・9・11月場所では、3場所連続2大関に勝ち「大関キラー」とも言われる。

以降、度重なる膝のケガに苦しみ、番付も徐々に下降。2006年初場所限りで引退。

政治活動に加え、2010年より追手風部屋東北地区世話人も務めてるそうである。

最高位は関脇。
通算戦績は(48場所)で281勝223敗130休。

十両優勝1回、三賞受賞も技能賞1回を記録している。

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貴闘力、大関正代にも喝!!

大関・正代(時津風・30)にも苦言を呈す、貴闘力氏。

昨日に続いてだが、youtube・貴闘力部屋でもう一人の現役大関にも辛口エールを送った。

「今場所だって関脇落ちるか」「まだ延命しているって感じ」「今のままだと立腰で上体上がって引張り込んで」などと厳しい言葉が続いた。

大関在位11場所、途中休場を含む負け越し4回、大関としての通算成績(ここまで)90勝70敗10休と芳しくない。

いい時(気合が入っている時・勝ち星を重ねている時・カド番脱出が危うくなってきた時)は、盤石の強さを見せ、表情にも自信が見て取れるようになるが、悪い時(負けが込んでいる時・相性の悪い対戦相手に当たった時など)一変して弱気な表情に見えてしまうことがある。

今一度、現役の大関なんだという自信を持ち、積極的な稽古をこなし、更なる高みを目指して邁進してほしい。

正代を応援しよう!↓↓↓