森永賞は秋場所も力士と観客の味方です!

懸賞とは・・・
幕内の取組で勝利した側の力士に授与される賞金。協賛企業や団体が取組を指定して提供する(手取り3万円程度)

主な懸賞提供企業として
永谷園、大関、伯方塩業(伯方の塩)、サンアグロ(千代田化成、丸ツバメ)、三光丸、クリナップ、高須クリニック、タマホーム、財宝、フローラ(HB-101、ニオイノンノ)サトウ製薬(ユンケル)伊藤園(お~いお茶)や(※5月場所で見かけた珍しいものとして)フジテレビお昼の番組・ぽかぽかなど(このフジテレビに関しては坂上忍司会MCの「バイキング」も懸賞を出してましたね)

高須クリニックは、一番(いち取組に対して)多い時に4~5本懸ける時があったと思う。
「yes!高須クリニック」「yes!yes!高須クリニック」「yes!yes!yes!高須クリニック」
現地で見ていると「yes!」のアナウンスが1個増えていく度に「ウォー」と歓声が増していくのは気のせいか。高須院長が砂かぶりのいい席で観戦に訪れているのをよく見かける。

話が横に逸れたが、この相撲の取組にかけられる懸賞でかなり以前・昔からあるのが森永製菓が協賛している森永賞。(東京場所限定)
1951年(昭和26年)1月場所から出してるらしい。
現在のように(場内の)ファン投票により懸賞を懸ける一番を決めるようになったのはその翌年の1952年1月場所からである。

参加方法・投票の仕方は、森永ミルクキャラメルやチョコレート等の森永製品の空き箱に当日の幕内の注目取組を一番選んで投票する。締切時間があって、15:30(千秋楽は15:00)まで受け付けている。投票場所は国技館1階廊下の片隅に投票箱・スペースがある(いつも定位置)
投票した観客に抽選で記念品(主に森永製品の詰め合わせ)が当たるかもしれない!
子供の頃は何回かチョコボールの空き箱(口ばしのあたり)に書いて投票をした記憶が数回ある。大人になってからは(ここウン十年、投票場所を見ては)「あぁ、あるなぁ」程度で通り過ぎる・スルー程度だ。

今度の秋場所、1回現地で観戦するので、久しぶりに投票してみようかな。

回る回る、「森永賞」懸賞旗が回る。

投票に参加しよう↓↓↓



所作が美しく、真面目で温厚 豊真将

 元小結・豊真将 現在の立田川親方である。
所作が丁寧で清々しく、真面目で温厚(引退後の)時折呼ばれる解説からも、そういう要素が伝わり感じ取れる。力士としてはケガや病気に大いに苦しめられた土俵人生といったところか。その経緯を振り返る。

豊真将 紀行こと山本 洋介は1981年4月16日、山口県下関市(旧・豊浦町)で生まれた。相撲との出会いは地元の中学校の校庭に立派な土俵小屋があり、そこで鍛えられたのがきっかけ(3つ下の後輩に現在の山科親方・豊響がいたそうだ)
高校は埼玉栄高校へ相撲留学。全国大会に出場した。学業にも精を出し成績優秀(上位だったとか)その後、日大に進学するも蜂窩織炎が悪化、1年で相撲部を退部。しばらく経ったのちに大学も中退。相撲部で同期だった里山(現在の年寄・千賀ノ浦)らのプロ入りに触発され、バイト先の社長の紹介で開設されたばかりの錣山部屋に入門した。時に22歳11か月。

(退部後)約3年のブランクがあるせいか、入門当初の豊真将に対する錣山の印象は良いものではなかった。ひたむきに基礎からみっちりと稽古を積み、徐々に本来の力を取り戻した。
新十両へは初土俵から12場所目。その翌々場所には新入幕入りを勝ち取って見せた。

三賞を受賞し、順調に出世していく中で訪れた初めての試練は、2008年7月場所後の左手首の手術。術後の経過が思わしくなく、翌9月場所は自身初の休場。後から振り返れば、この辺からケガや病気に苦しめられることが多くなる。
2010年5月場所で東前頭2枚目で迎えた場所前に首を痛め、初日から6連敗で7日目から休場。復帰後、番付を小結まで上昇させ復活をアピールするも、左肩腱板断裂により2013年1月場所から2場所連続休場。そこから番付を前頭4枚目まで再上昇させてみせたが今度は虫垂炎の手術を2014年1月場所前に受け、この場所全休。翌場所十両陥落も見事14勝1敗で再復活を遂げた。

しかし、相撲の神様はどこまでも豊真将に残虐だった。
同年7月場所5日目・日馬富士戦で右膝前十字靱帯損傷など右脚を4カ所も痛める重傷を負い、全治2ヶ月の診断。右の膝から太ももが左の倍近くも腫れ上がって自力で歩くこともままならないほど。

皮肉にもこの取組が現役最後の一番となった。
回復状況が思わしくなく、翌2015年1月場所は幕下転落。初日から休場となったあと、6日目に引退を発表。年寄・立田川を襲名した。

引退後は、自身が所属していた錣山部屋の部屋付き親方となり、阿炎に次ぐ関取を誕生させるべく、元寺尾の右腕となり指導に邁進する日々だ。
「礼で始まり、礼で終わる相撲道を体現できる数少ない力士。弟子ながら尊敬している」と豊真将の引退会見時に錣山親方は称賛していたそうで、相撲や取り口だけでなく、所作や礼儀といった人間性の育成にも期待をしたい親方である。

引退会見の動画を見つけました。
実直さあふれる素晴らしい会見インタビューです。

豊真将と錣山部屋と↓↓↓

宮城野人気力士(伯桜鵬と炎鵬)休場の可能性高し

  伯桜鵬が休場の可能性があるらしい。5月の夏場所から左肩の広範囲にテーピングを施しているが、本人は「状態はあまり良くない。どうなるか分からない」と話しているようだ。夏巡業も休場していて、治療・回復を優先したものだと思われる。

新入幕で迎えた先場所、見事11勝を上げて敢闘賞と技能賞のダブル受賞。千秋楽まで優勝争いに加わり、場所を大いに盛り上げてくれた。

「左肩関節亜脱臼」というのが現状の正式病名らしい。「亜」が付くのと付かない脱臼は何が違うのか、千代の富士の脱臼とはどういう違いがあるのか、専門的に掘り下げた事はわからないが、私はこの際手術を受けて、時間がかかり(番付後退を余儀なくされても)しっかり・きっちり治した方がいいと思う派である。手術をする・しないの次元で慎重に熟慮を重ねているようだが、それは表向きのコメントとして、もうある程度、計画に対して踏み出しているのかもしれない。

繰り返すようだが、先場所の活躍は目覚ましかった。109年ぶりの偉業成るか!?のところまでホントに行きましたからね。千秋楽の豊昇龍戦。最後の塩からの睨みあいからスゴかった(◎_◎;)

~炎鵬、今場所も休場へ~

もう一人の宮城野部屋の人気力士・炎鵬は秋場所も全休の意向を示した(こちらは決定)
夏場所10日目から頸部椎間板ヘルニアで休場が続いてる。先場所から幕下へ転落も「どこまで落ちても土俵に必ず戻りたい。その一心でやっている」「首のけがの後遺症で筋力が落ちている。体調が100%になるまでは出場しない」と話しているそうだ。

小兵で軽量というと、首の痛みと切り離すことができないのか。今まで受け続けてきた衝撃・ダメージは相当なものをこうむっているのではないか。最近では元石浦の間垣親方が同じような痛み・似たような病名で苦労してきた。大関・貴景勝も「首の痛み」という部分では、同様の括りに入る。

伯桜鵬20歳・炎鵬28歳、これから先の力士人生・現役引退したあとの人生の方がはるかに長い。親方(白鵬)には長ーい目で考えた英断を下してほしい。

回復を待ちましょう↓↓↓

納谷 大波 幕下

 納谷家と大波家の出世争い・幕下15枚目以内から。

さぁ、夢道鵬が自己最高位となる西幕下15枚目まで上げてきた。
あの貴闘力の4男、そして幕内優勝32回を誇る第48代横綱・大鵬の孫でのある。
おととしの5月場所に幕下20枚目を経験するも、負け越し。その後、右肩の故障などもあり、最大で三段目22枚目まで番付を落とした。

回復と共に、番付も再上昇中。三兄は、同部屋の幕内・王鵬。次兄は三段目の納谷幸林。
夢道鵬は4人兄弟の末っ子。長兄はプロレスラー。
上に下に新番付を見渡せば、当然の如く実力者揃い。いよいよ十両を射程圏に見据え突き押し相撲にも更に関取仕様へと磨きをかける。

大波家は次男・三男が周知の通り「関取」として活躍中だが、長男・若隆元だけは関取未経験である。

現在31歳。最高位は5年前、2018年9月場所の東幕下7枚目。
左肩の故障などで、番付を大きく落とした時期もあったが(弟たちに先を越される屈辱を味わいながらも)西幕下13枚目まで再び這い上がってきた。
夢道鵬同様、こちらも押し相撲に勝機を見い出す。

夢道鵬21歳、若隆元31歳。

土俵人生の集大成を賭けた勝負が始まる。

荒汐部屋の有名・人気者↓↓↓



睨みを利かす前頭3枚目・正代と玉鷲

 秋場所新番付が発表となった。
新大関として豊昇龍が昇格し、「大関」には3人、名を連ねた(2場所連続大関誕生)
新関脇には琴ノ若。6場所連続勝ち越し。先場所11勝を上げ、敢闘賞受賞。先場所10日目から6連勝中でもあるんですね。柔軟な取り口で上位陣を苦しめることができるのか。
新小結は、3日前に33歳になったばかりの錦木。名古屋場所終盤まで優勝争いを引っ張った実績は、今場所どういう形で生かせるか。史上3位のスロー出世(新三役)と話題性もある。

そこから下の方まで見渡していけば、渋いメンツが前頭3枚目の東西に控える。
酸いも甘いも嚙み分け、栄光と挫折を知り、実績プラスアルファを持ち合わせるこの2人、正代と玉鷲。正代31歳、玉鷲38歳の30代コンビである。

片や元大関13場所・幕内優勝1回、片や玉鷲は幕内優勝2回・関脇8場所と小結6場所を務め上げた大ベテラン・レジェンドだ。

注目してます!理由として
正代は足(特に右足)の状態いかんで、調子が良ければ上位陣・優勝争いを揺るがす存在になるのでは。
玉鷲は38歳(11月で39歳を迎えるが)片男波部屋は力士数が少ない=工夫を凝らした稽古=出稽古で補っているのだろうが というのとケガに無縁なことと本人の気持ちが若く、相撲に対して前向きでいること。 

この2人が優勝争いまでとは言わないが、言うところの上位陣を揺さぶる存在・震源地的な、優勝争いを(陰で)動かす・動かしてほしい力士であるのだ。

私はひねくれ者なのか、王道とは違うところに着眼点を置くことが多い。

この2人が目を覚ましたら、本気になったら秋場所(9月)はどう動くかわからないぞ。
番付的にも面白い立ち回りだ。

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