ざんばら髪の新入幕が琴ノ若に挑む 2024初場所10日目

 今日一番の好取組、ざんばら髪の新入幕・大の里が8勝1敗の好成績を引っさげて、今場所大関取りのかかる琴ノ若戦。もろ手突きから攻略にかかった大の里、これが裏目に出た。左脇の締めが甘くなり、易々ともろ差しを許しあっさりと寄り切られた。個人的にこの一番をすごく楽しみにしていたが、立ち合い失敗の時点で勝負がついてしまった。しかし、明日は2敗同士で大関・豊昇龍に挑む。思い切りぶつかって波乱を起こすぐらいの気持ちで立ち向かってほしい。

新十両、無敗の快進撃を続ける尊富士(伊勢ケ濱)
今日は2敗の狼雅戦。尊富士、鋭く強く(立ち合い)当たるも、狼雅が尊富士の首の辺りをやや抑えながらうまく左へ回り込み送り出した。尊富士10日目で土。もし今日勝っていれば、1場所15日制となって以降初の新十両初日からの連勝新記録樹立だったそうだがあえなく負けてしまった。明日は北の若。

37歳の幕下2枚目・再十両を目指す北磻磨は勝ち越しかけて十両の土俵で勇麿戦。2日連続の登場で早くも6番相撲。北磻磨が突き放しにかかるが勇麿いなした直後に上手を掴んでとっさのはりま投げで勇麿の勝ち。流れで出たものだが珍しい決まり手。北磻磨の今日の勝ち越しはお預けとなった。

今場所初日の黒星のみで快進撃を続け、大関戦へ抜擢された阿武咲。
一方、綱取りがかかっている霧島。抜群の強さ、抜きん出た内容が見られてない気がするが今日はいかに。
力強く突き放す阿武咲、魂がこもっている。霧島が握りしめかけた右上手も切り、なおも突き放しのど輪でのけぞらせたが、霧島がいなして叩き込んだ。我慢して白星を呼び込み優勝と横綱への道を繋いだ。

10日目が終わって、幕内の成績優秀者は
1敗 琴ノ若
2敗 照ノ富士を始めに5人が並んでいる。
大の里、ガンバレ!!

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三役上位以外の好取組 2024初場所9日目

 大の里は今日もきっちりと実力者・明生(元関脇・幕内31場所目)に文句なしの快勝!
勝ち越し(8勝目・6連勝で)決めてみせた。
立ち合いは五分と見えたが、大の里がすぐに右を差して、この肩口を使った上手い攻めで寄り切った。明生からすれば寄ってくる圧力をどうすることも出来なかった。さぁ、いよいよ明日1敗同士の大一番、琴ノ若戦を控える。

十両優勝争いを土付かずでトップで走る新十両の尊富士。
今日の対戦相手はこちらも新十両、欧勝海(石川県出身)
尊富士の立ち合いが早くて強い。欧勝海の張り手もなんのその。その立ち合いの利が活かされたか直後のはたき込みがズバリと決まった。連勝を9に伸ばし明日は狼雅(2敗・二子山)

幕下から出直しの伯桜鵬。勝ち越しかけて琴手計(西8枚目・琴勝峰の弟)
立ち合いで左上手を取った琴手計が上手投げで振り回すが、伯桜鵬が左をこじ入れもろ差しに。引きつけて叩きつけるような下手投げで伯桜鵬勝ち越し。もろ差しになるまでにヒヤッとしたが、肩の状態は完調ではないのか、まだ手探りでやってる部分があるのか、当然か。

幕下の全勝対決。大ケガからの復活ロードを歩んでいる若隆景に、学生横綱からプロ入り2場所目、こちらも期待の大きい阿武剋(阿武松・5日目伯桜鵬に勝っている)
下からおっつけて阿武剋を起こし、機をみて肩透かし。5連勝。本人(若隆景)は「一番一番集中して、一生懸命やりたい」と謙虚に話したそうだ。

https://youtu.be/bikDsD5vyIM?si=sPzl4HD7xfCVgddh&t=114

9日目終了時点での幕内
1敗 琴ノ若・阿武咲・大の里 の3人が並んでいる。

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39歳の魔力と若手の爽快2番 2024初場所8日目

朝乃山に土。
ここまでただ一人7連勝(全勝)と復調してきた朝乃山は、大ベテランの玉鷲と。
玉鷲が積極的な突き押しを見せるが、朝乃山が右差し左上手となって、このチャンスを逃すまいと出ていくが、土俵際に落とし穴。右からのすくい投げがズバリと決まり、朝乃山は土俵下でうなだれた。攻め急ぎが敗因となったか、もったいない星を落としたように思う。

大の里、今日もいい相撲。遠藤相手に立ち合いの圧力・衝撃で後退させ押し出した。
7勝1敗と申し分ない成績で折り返し、明日は実力者・明生に挑み、勝ち越しをかける。

新十両・尊富士は、いい当たりからの突進で獅司を撃退。初日からの土つかずの8連勝で給金直し!おととし九州場所の序ノ口デビューからわずか8場所で通算成績51勝6敗と驚異的な勝率で十両優勝争いトップに立った。

中日8日目を終えて幕内から全勝がいなくなり、
1敗で 琴ノ若・朝乃山・阿武咲・大の里

十両は 全勝 尊富士
    1敗 時疾風 
となっている。

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正代が横綱を制した! 2024初場所7日目

 照ノ富士が負けた。
昨日の翔猿戦でいろいろ話題になったが、その翌日にまさかの・・・。
今日は大関経験者の正代。この2人の対戦成績は照ノ富士の11勝8敗。
立ち合いスパッと正代がもろ差し。これは行くしかない(勝利に向かって)走るしかない。
強引に力ずくで極めるしかない照ノ富士。委細構わず出る正代が寄り倒した。
照ノ富士2敗に後退。ここまで(取り巻く状況・背景からすると)可もなく不荷もなし。
逆転の目はいくらだって残されてる。明日は竜電。

霧島は積極的な突き押しを見せたと思いきや、自ら引いてしまい決着まで時間がかかる要因を作ってしまったが(行司ハプニングあり)左四つから寄り切ってみせた。

https://youtu.be/lgBcQb0F_Bs?si=8atShGyv1lDAidhp&t=45

・朝乃山(自身の形)右四つからの寄り切り。しかしどこか浮かない表情。
目標(目指すもの)意識、高いところに設定しているのか、気を引き締めているように見えた。本番・真価が問われるのはこの先。明日は玉鷲。

・大の里と王鵬の楽しみな一敗対決。大の里、右差しの利から左は王鵬の脇の辺りをはず押し、抵抗ひとつさせなかった完勝!

・伯桜鵬と北磻磨の幕下新旧痺れる対決は、伯桜鵬が左差しから突き放してコントロールし、老獪・手練れのベテランを突き落とした。

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睨み続ける横綱に何があった 2024初場所6日目

 横綱・照ノ富士は抑えられなかった。
今日戦った翔猿は、昨年名古屋場所3日目に敗れて休場に追い込まれた“因縁”の相手だった。
その翔猿、立ち合いいきなりの右で張り手。さらにいなしながら足を飛ばす(2回目)
これでキレたのか、照ノ富士が強烈な張り手、極めてのど輪、小手に振って最後押し出した。
照ノ富士は土俵上で鬼気迫る表情。敗れた翔猿が土俵から降りるまでにらみ続けた。
何年も前からぶ厚いテーピングを膝に固定していて、そこに2回目はかなり強く足を飛ばしていたので、やはり多少なりとも感情的になるのは無理もないか。取組後に猛省していたとのことでそこは横綱、気持ちを切り替えて強い相撲を見せてほしい。

5連勝と最高の滑り出しを見せていた琴ノ若は、若元春に苦杯を嘗めた。
若元春は突っ張りを選択した。これが功を奏した。続けざまのいなしで琴ノ若のバランスを崩し、のど輪でのけぞらせて押し出した。完全な作戦勝ち(組ませなかった・四つにさせなかった)琴ノ若、こんな日もある。明日は竜電。

豪ノ山、2日連続の殊勲ならず。霧島が立ち合いすぐの右上手。力強く寄り切った。
朝乃山、忙しい巻き替えの応酬から豪快な下手投げ決めて6連勝。直後に首をひねって納得いかない様子だった。
大の里、ベテラン宝富士を弾き飛ばすように押し出した。ベールを脱ぎはじめたか、明日は1敗同士で王鵬と。

6日目を終えて
全勝 朝乃山
1敗 照ノ富士を筆頭に7人が並んでいる。

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