羽出山メモ

 13日目。
各段優勝が序二段以外で決まった。
その中で幕下優勝・羽出山(玉ノ井)に注目。
てっきり四股名だと思っていたら、本名である。
この漢字の並びで「はつやま」と読む。
私も四股名と存在は知っていたが、注目・マークしていた存在かというとそうではない(失礼)

志村けんの故郷としても知られる、東京都東村山市出身の24歳。
小6で相撲を始め、足立新田高校から東洋大学と進学し、アマチュア実績を重ねる。
同大学の先輩、東白龍に誘われ玉ノ井部屋へ入門。三段目付け出しデビュー(2022春場所)特段スピード出世という訳ではないが、ここまで負け越し4回を経て、今場所東幕下16枚目まで上がってきた。
幕下16枚目での優勝という事で、来場所の十両入りは叶わないが、大きな実績と自信をつけて、来場所(11月・九州)で更なる躍進なるか。

好物は白米
趣味はトレーニングとダンス とあった。

今場所初日・峰刃(錣山)に勝った相撲




幕下・当落線上、力士人生を賭けて

 この時期、幕下15枚目以内の動き・星取りが自然と気になる。
来場所の番付をかけて、関取になれるか・なれないか、給料取りになれるか・なれないかがかかっているからである。

現時点での大筋で当落線上の力士をチェック(幕下から十両行きのみ・十両の下の方は見てません)15枚目以内で。

東筆頭  栃大海
西2枚目 若碇
東4枚目 生田目
西5枚目 琴手計
西9枚目 上戸

辺りが引っかかるところでしょうか。

千代丸と安青錦は当確かなと思い、ここから外しました。

おととい当落線上の2人の激突がありました。
琴手計ー若碇(兄弟力士に二世力士)
熱戦、いい相撲でした。

大一番に勝利!王鵬、見えてきた自己最高位

 今場所1勝3敗のスタートから2大関を撃破、目を傷めた(腫らした)阿炎戦から白星先行の王鵬。負けた御嶽海戦も土俵際の競り合いでの黒星で、内容は勝っていたように見えた。
片や先場所、優勝決定戦まで躍り出るも、今場所は精彩を欠いている隆の勝。
この一番、攻防が激しく入れ替わる1分近い熱戦となった。

私は、王鵬の覚醒を首を長くして待っている一人である。
どこかどうと言うのではなくて、本能的なもの「欲」がようやく少しずつ出てきたか。

これで7勝4敗と勝ち越しリーチ。
あとひとつ勝てば、今場所の自己最高位を更新すること間違いなし。
何なら2~3勝して初の三役にこぎつけようか。

頼むぜ、王鵬!!↓↓↓

今日の大の里と昨日の尊富士

 今日の大の里には肝を冷やした。
相撲内容は終始攻勢だったが、土俵際の詰めの部分。
琴勝峰の捨て身のいなしに上体が飛んでしまった。物言いがつくも(確認のためか)明らかに琴勝峰の足が先に出ていた。全勝を守り(優勝争い)2差キープのまま。

この2人、因縁があったんですね。
去年11月(九州)の十両優勝を競い合い、本割り・決定戦を琴勝峰が制していることを忘れていました。
ともあれ今日の一番は大の里の勝利。(明日以降の)引き締め・思い知る部分と遭遇したのもよかったのではないかと。
明日の12日目は若隆景。(当然の事だが)また難敵が立ちはだかる。
この両雄「初顔合わせ」だ。

昨日、惜敗を喫した尊富士
今日は島津海と対戦のはずが、左ふくらはぎの肉離れで本日より休場。
もうけものの一勝(不戦勝)を手にした。
ここで昨日の一番を振り返りたいと思うが、(失礼だが)敗戦を食らう相手とは想像しなかった(今場所の実績・勢い、潜在能力などを加味すれば)
筆者もこの事実を知った時にはかなり驚いた。
9割方、尊富士がものにしていたこの取組。
土俵際に落とし穴があった。
「はたき込み」
東白龍の得意とする決まり手にハマったというか、食らってしまった。

明日の対戦相手は十両優勝争い1差で追う千代翔馬、大一番である。

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頑張る白鵬一派・川副

 前回、当ブログで炎鵬を紹介させていただきましたが、似たような境遇で頑張る力士もう一名、「川副」がいる。

複数の不祥事により閉鎖に追い込まれ、伊勢ヶ濱部屋に吸収、引退を選択し、角界から去っていった力士も多い中、現役続行を選択。現在に至る。

炎鵬に似た(ほぼ同じような)体格が災いしてか、ケガによる番付後退があり(十両在位時2場所に左足の靱帯・右足肉離れ)今場所は西三段目51枚目。

新十両時に輝鵬と改名したが、今年5月からこの本名「川副」に戻していた。
復帰した先場所(序二段で6勝1敗)今場所ここまで5戦全勝と突っ走っている。

数々のアマチュアタイトルを獲得し、鳴り物入りで入門したエリートも今は火のあたらない場所で黙々と相撲を取り続けている。

くさらず・くじけず・がんばれ!
川副圭太