最終コーナーを回って、初場所も終盤戦である。ここからが本当の勝負、せめぎ合いである。波乱があったようだ。
十両の優勝争いの行方から。
今日の朝乃山は、大翔鵬との対戦。
左上手取った大翔鵬が主導権を握る、右四つの形でグッと引きつけて寄り切り。朝乃山の連勝、10でストップ!朝乃山の連勝がついに止まった。しかし1敗をしただけ。下を見ることはない。勝った大翔鵬、明日は武将山。朝乃山は湘南乃海と。
1敗で追いかける金峰山、今日は3敗と好調を維持している東白龍との一番。
まるで阿炎の如く、立ち合いもろ手突きからののど輪、腕が伸びる突っ張りで、あっ気なく土俵を割った東白龍。決まり手、押し出し金峰山。1敗で朝乃山に並ぶ。
新十両・湘南乃海は、北の若を寄り切りに下し2敗守る。
北の若を相手に左差し、巻き替えに出るところをジワジワと寄り切り。
面白い存在だ。優勝争いのダークホース的存在かもしれない。
コツコツと白星を重ねて、7勝3敗まで上げてきた千代の国(九重)。勝ち越しをかけて、長身力士(2mの)北青鵬との激突。
高い位置にある首を目がけたのど輪で上体を起こし、後退させ、そのまま突き出して勝ち越し!3場所ぶりの勝ち越し決める。
最高位・前頭筆頭、32歳はまだまだ衰え知らず、初場所の土俵を盛り上げる。
十両の優勝争い
1敗 朝乃山・金峰山
2敗 大翔鵬・湘南乃海
あたみんこと熱海富士、インフルエンザ感染により休場。
寂しい限りである。
~これより幕内~
1敗でひた走る大関・貴景勝は、結びの一番で琴ノ若との対決。
大関の押しに怯まない琴ノ若。逆に押し返し、押し倒して琴ノ若の勝ち。
貴景勝2敗に後退。
2敗 貴景勝・阿武咲
3敗 玉鷲・琴勝峰
幕内優勝争い、今場所も混乱状態である。