翠富士、敗れるも果敢に大関に挑んだ敢闘精神・7日目

 初場所は7日目を迎えた。
昨日の時点で早くも全勝がいなくなり、混戦の様相を呈してきた。
また、元関脇隠岐の海の引退が発表された。
悲喜こもごもの7日目をレポートする。

優勝争いのキーマンとも言える2人の対戦、阿炎‐豊昇龍から。
もろ手突きのど輪で一気に勝負を決めにかかる阿炎の右をタイミングよくたぐり、瞬時に形勢逆転した豊昇龍が寄り切りで勝利!連敗を2で脱出して、8日目は佐田の海との一戦を控える。

連日館内を沸かせている一人、翠富士は大関貴景勝への挑戦だ。
大関、迫力ある突き押しで優位に立つが、翠富士も張り手で応戦。
両者張り手の応酬のあと、がむしゃらに前に出る翠富士を、やや強引気味の小手投げが決まり1敗守る。(いい意味での)闘志がむき出しになった、熱い一番だった。

大関復帰を目指す正代、苦しい状況が続く中での7日目の対戦相手は玉鷲。
いいところなく突き出しで敗れた。残す足、意志もない。(5敗目で)後がない。
右足痛い説もあるようだが、実際のところは…。明日は若元春。

琴ノ若は、若元春を一気に寄り切り(電車道)で復調ぎみの3連勝。

若隆景‐錦富士、若隆景スピード決着を狙うも錦富士のはたき込みにバッタリ。
結果論になるが、攻め急ぎがあだとなったか。錦富士には余裕があった。

~これより十両~

今日の朝乃山、西11枚目の島津海との対戦。
朝乃山の左上手早い。引きつけの圧力強く、最後はすくい投げで朝乃山7連勝。

昨日(6日目)、朝乃山を大いに苦しめた狼雅。千代の国との一番。
前回し、いいところを取ったが、千代の国が(自身の)体を引く感じのはたき込みが決まり、2敗目。

ジワジワと星を伸ばしている東5枚目の金峰山は北の若戦。
突っ張り突っ張り、腕を伸ばして、腰を落として、突き出して6勝目を飾った。

全勝の朝乃山に、金峰山が1敗で追う展開だ。

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