錦戸の広告塔・水戸龍も引退。

力士数の少ない弱小部屋と揶揄されながらも、懸命に奮闘してきたが・・・。
「学生横綱」を筆頭に数々の輝かしい経歴、タイトルを引っさげて、錦戸部屋に入門。
(どうゆうコネや伝手、口利きがあったのかは不明だが)
アマチュア時代の実績が認められ、幕下15枚目格でデビュー。
幕下卒業(通過)には4場所かかった(5場所目に新十両)
そこから膝と腰のケガと対峙しながら、4年以上十両でもがき続ける。
優しい性格も影響してか「積極性」「意欲的」という勝負師として必要なものが今一つ欠けていたか。しかし、それが「水戸龍」という力士・人間を物語っていたかもしれない。
水戸龍 聖之(みとりゅう たかゆき)
最高位・東前頭13枚目
通算成績・332勝332敗46休
十両優勝を2回記録している。
錦戸だったから良かった力士人生だったのか
錦戸以外だったら違う土俵人生があったのか
糸口の見つからない思いがかけめぐる。
オレンジ色の廻しを締めて孤軍奮闘した姿が忘れられない。
水戸龍の第2の人生、更なる成功を祈る。