両横綱は白星発進。
しかし、内容は対照的。
まずは、結びの大の里。
初日から先場所準優勝の安青錦。最初からこの相手か?と思うが今場所の番付「西小結」の慣例上、自然な成り行きとしての対戦。
横綱もろ手突きからの圧力ですっ飛ばし(安青錦の)低い姿勢・体勢を拒み、安青錦を粉砕。上々の初日スタートを切った。
安青錦、これは致し方ないか。明日は熱海富士。
さて、豊昇龍。
こちらは、紙一重の初日白星。
レジェンド・玉鷲に対し、突き放しにかかる。玉鷲の引きに上体を崩されそうになったが、攻め続けた。土俵際の競り合いも、確認の物言いがあっていいような気もしましたが、そのまま豊昇龍。渡し込みで決めた。
うーん、豊昇龍。持ち味を発揮したのか、不安を露呈したか。私の天秤では何とも言えないところである。
大関取りかかる若隆景、伯桜鵬相手に重要な初日。
しかし、どうしたことか。相撲内容・展開は完全に伯桜鵬のもの。
立ち合いの鋭さ、迷いのなさ。詰めの厳しさ。
伯桜鵬はしてやったり、若隆景はこういう日もある、完敗。
明日の王鵬戦でリスタートを切れるか。

先場所剥離骨折による途中休場。
番付を下げて(東幕下31枚目)炎鵬が登場。
武蔵川部屋・日向龍に対して、互いにいなし、土俵を割りそうになるも、最後は日向龍が押しきれずに炎鵬が引き落としでこの取組を制した。今場所も目の前の一番に集中して険しい山を登っていけるか。
三段目最後の取組では、芸人・小島よしおに風貌が似ているという山藤(やまとう・出羽海)が、体重無差別の相撲の醍醐味を見せつけてくれた。
213㎏も体重があるという安芸乃山(高田川)を「足取り」で下し、勝ち名乗りを上げた。
投げの打ち合いを同体と見なされて、取り直しになった一番。
立ち合い一瞬の足取りで対戦相手を土俵に這わせた。
いずれにせよ、見事な勝利!体重差なんて関係ないことを証明してみせた。
この男はやってくれる↓↓↓
