今場所の新入幕は3名。
草野
藤ノ川
琴栄峰
中でも、藤ノ川のここまでの活躍は、失礼ながら想像していなかった。
176cm・117kgのこの体格で、10勝5敗と敢闘賞受賞。
名古屋場所の活躍をスポットで振り返ってみた。
初日・草野戦。
今場所最後まで優勝争いを繰り広げてきた草野とは、初日に東西14枚目同士として対戦していたが、土俵際での逆転負け。
今場所の覇者・琴勝峰とは4日目に対戦。取り直しの末に勝った。
取り直し前も含めてだが、常に攻めていたのは藤ノ川。
あぁ、この一番でしたかねぇ。流血して3針縫ったのは。
内面・負けん気の強さが伝わってくるかのような、豪快な投げ技でも2つ白星を追加している(琴栄峰と時疾風戦)
何より自分から忙しく積極的に(左右前後に)動きながら、勝機を窺うあの姿勢が良い。
瞼の辺りを3針縫うようなケガをしたって、翌日からも臆することなく向かっていった「令和の牛若丸」
また個性派が、活きのいい若手・幕内戦士が一人加わった。
20歳の若武者である。
弟・碇潟も5勝2敗と勝ち越しを決め、頑張っている。