呼出しさん達へ、日頃の感謝。

 呼出とは、大相撲での取組の際に力士を呼び上げる「呼び上げ」や土俵整備から太鼓叩きなど、競技の進行を行う者 とある。         wikipediaより

「紀文」「鈴廣」「なとり」「スギヨ」「永谷園」「シーチキン」「救心」

呼出しさんが着る装束の背中に書いてある、相撲興行を長年支えたスポンサー企業のお名前だ。

相撲ファンならおなじみである。

今日はそんな呼出しさんの仕事内容と、日々の感謝を伝えたいと思う

対戦する力士の四股名を呼び上げ、懸賞旗を持ち、土俵上を回ったかと見るや、合間を見ては土俵をやさしくゆっくりと掃き清める。控え座布団・力水・塩の交換、制限時間いっぱいの証・汗拭きタオル渡し、取組直後には掛かった懸賞金を行司に渡す。
力士だけではなく、審判委員の座布団交換も。
土俵入りや中入り、(千秋楽の)これより三役の始まりを知らせる拍子木

それだけではない。

太鼓叩き
朝8時から30分間打ち鳴らされる、会場を知らせる意味合いの「寄せ太鼓
夕方6時に打つ、閉場を知らせる意味合いの「跳ね太鼓

※調べました! この跳ね太鼓には「明日も相撲を観に来てください」というメッセージが込められているため、千秋楽には打たれないそうです・・・、初めて知りました!
相撲が始まる前日に、興行が始まることと初日の取組を伝えながら触れ歩く「触れ太鼓

そして、4日間かけて作る土俵作り
大雑把に工程を言うと、
20センチ下までクワで土俵を崩して、土台が見えたところで、新しい40トンもの土を積み上げ、同時に俵も作る。

昔ながらの土木工事で使われるタタキを使って固めたあと、勝負俵を埋め込むためにクワで円形に掘り起こし、ビールびんでたたきながら埋めていく。合わせて(土俵の外側にある)角俵も埋める。

土俵の四面に階段を刻む。力水を流すはけ口を作り、階段の上がり俵をこれもビールびんでたたいて仕上げ、土俵の表面を大人数の呼び出しがこてで精魂込めて磨き上げる。(力水が入った)水桶を置くための水桶俵を置いたところで3日目終了。

土俵近くまで下した吊り屋根の四角に、四色の房を取り付ける。
土俵上では最後、仕切り線(幅6センチ・長さ90センチ)2本が70センチ間隔で白いエナメルペンキで塗られる。
三役呼出し・志朗による入念なチェック、確認が行われ土俵完成。

などなど、呼出しには数々の仕事がある。

呼出しさん抜きに相撲は語れない(私の中では、崇拝の域に達している)

個人的には、土俵をゆっくりと丁寧に掃き清めるあの時間、間合いが相撲を見てるという実感を高めてくれる。

振り返ってみると、今でも印象に焼き付いてるのが、長八(元友綱)と拓郎(元三保ヶ関、春日野)
現在、現役ではイケメン呼出し利樹之丞(高砂)、幕内取組の東方・西方で、力水やタオルを渡す、お馴染み耕平(片男波)などに注目してますかね。

縁の下の力持ち、なくてはならない存在の呼び出しさん達に日々、感謝感謝。

呼出しのみなさん、いつもありがとうございます!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語文字列規定値未満エラー時に表示される文言