実力者・三役幕内上位常連、阿炎。
今場所たった三日ではあるが、早くも新横綱と大関に敗戦を味合わせてる。

豊昇龍初日の対戦相手に抜擢されたが、臆することなく一気に突き出し、常套句「荒れる春場所」の火付け役となった。相性の良さが生んだ阿炎の自信がそうさせたのか、ビャンバの事前の準備・取組計画が定まっていなかったのか、あるいはプレッシャーに押しつぶされたかわからないが、新横綱の初日を飲み込んでしまった。
今日(三日目)の彷徨う大関・琴櫻戦にしたって、攻め込まれてるようで相撲を支配していたのは阿炎に見えた。相手をよく見て反撃のタイミングを計っていたのでは。
昨日、話題の翔猿にも、阿炎独自の嗅覚(センサー)でタイミングよくズバリと突き落としを決めてみせた。
この力士だって、思えば過去には不祥事を起こし、世間を騒がせ、出場停止を食らった過去がある。
あれはコロナの頃だったから、もう4~5年経つんですね。
相撲界もいろいろありすぎて頭の中がゴチャゴチャしてますけど。
そこから自身の幕内優勝があったり、恩師、元・寺尾の死去などを乗り越えてきた。
現在30歳。
人間としてもいろいろな苦労・辛酸を嘗めて、力士としても脂がのってるいい時期なんじゃないですかね。何か、盛り上げてくれそう。
明日の四日目は千代翔馬戦が組まれている。