照ノ富士ひとり旅 2024名古屋場所10日目

 名古屋場所は中盤10日目まで終わった。
結果を先に言う。
横綱・照ノ富士が今日も全勝を守り、無敗の荒野を一人で走り続ける結果となった。

しかし、場所前に照ノ富士がここまで勝ち続ける(失礼ながら)優勝争いを引っ張る存在でい続けるとは予想しなかった(多くの方がそう思ったのではないか)

この横綱の今場所ここまでをざっくり振り返る。
初日・新鋭売り出し中の平戸海に慌てることなくじっくり時間をかけて確実に料理すると、これを皮切りに若元春・豪ノ山辺りを難なく撃破。
面倒くさい翔猿も「エイヤー」とばかりに土俵下まで吹っ飛ばしてみせた(決まり手・押し出し)

 翌日(7日目)の宇良戦は、手に汗握る熱戦になり、挑戦者(宇良)が持ち合わせてるもの全てをぶつけていったが、最後は右下手をがっちり掴み32秒かけて宇良を封じた。
前後左右に忙しく動き続けられ横綱の両膝を懸念したが、これにより細かい動きや長い相撲にも対応できると証明できたか。

そして最新(10日目)の霧島との一番は十八番とも言える相手の両腕を極めて白星をもぎ取った(決まり手は小手投げ)

2年前から途中休場・全休の場所が散見され、進退を危惧する向きもなかったわけではないように思うが、地位・肩書き通りの活躍している現実が嬉しく感動的に思う。

優勝争いで見てみれば、全勝でトップを独走。
2差で琴櫻が追う展開。

奈落の底から這い上がった横綱。
またしてもドラマを見せてくれるのか。

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