宝富士 大輔(36歳・伊勢ヶ濱)
最高位・関脇 その関脇=(宝富士最後の三役)から7年以上が経った。
今年の宝富士の番付の変遷を見てみれば、前頭10枚目以下に停滞している。
宝富士の得意形と言ったら「左四つ」である。
「左四つに組んだら抜群の力を発揮する。しかし最近は研究されて、なかなか自分の形にならせてもらえない」と見られてる向きが多い。
この一番は、宝富士の良さが集約された相撲か。
2015年九州場所2日目 鶴竜戦(宝富士初金星の一番)
当時28歳、現時点で場所別成績を振り返っても、常に前頭上位に番付され、三役上位陣を脅かしていた時期なのではと顧みる。
先だっての11月場所(負けた取組は)淡白な相撲が多かったように思う。
元々そういうタイプなんだろうが、闘志をむき出しにするタイプではなく、勝負に対する貪欲さに欠き、どこかのらりくらりしているように見える。
それが良さでもあり、悪さでもあるのだが。
来場所は幕尻近くまでに番付を下げるであろう。
ここでより一層の奮起を求めたい。
(言葉は悪いが)足掻いてもがいてもらいたい。九州(11月)で頑張った玉鷲や佐田の海のように。
花のロクイチ組も(宝富士もこの世代の一人だが)現役で頑張っている関取が段々少なくなってきている。
現在この枠に入ってくる現役力士は(この宝富士の他に)碧山・妙義龍・北磻磨・鳰の湖といったあたりか。
宝富士もまだまだ頑張って、もっともっと存在感を示してもらいたいものだ。
宝富士!!↓↓↓
再掲載 大相撲 宝富士 直筆サイン手形色紙