錦木の全勝街道続く、宇良の死闘など 名古屋場所・6日目

 錦木ー阿炎

どこで何を掴んだのか、何が覚醒したのかわからないが、錦木の連勝が止まらない。先場所から続いている連勝の数が「13」今日はどうなったのか阿炎戦。
先手は阿炎。もろ手で錦木の上体を起こすもすぐに反撃を許した。下からあてがうように寄っていきそのまま押し出した。

錦木の快勝だった。今日も腰の重さを存分に生かして6連勝!先場所からの連勝も「14」に伸びた。明日は小結・琴ノ若と。

豪ノ山ー伯桜鵬

話題の新入幕同士の対決があった。豪ノ山はここまで5連勝と波に乗る。今日も突き押し相撲冴えるか。伯桜鵬は昨日5日目竜電に2敗目を喫した。今日から巻き返す一戦にしたい。
両者激しく当たったあと、豪ノ山が叩いてしまった。体勢立て直して突き返し、もろ手突きにいったところいいタイミングで伯桜鵬が叩いた。はたき込みで伯桜鵬の勝ち。

豪ノ山にも一敗がついてしまった。6日目にして土。
伯桜鵬、その時々で自分の置かれた状況がわかっているというか、切り替えの早さに驚かされる。それを成し遂げた見事なはたき込みだった。

豊昇龍ー翠富士

大関昇進のかかる3関脇の中では東関脇・豊昇龍に昨日5日目に初日の出た翠富士。
立ち合いから攻防の続く中、翠富士がもろ差しに。抱え込んだ豊昇龍が極めて出ながら右からの外掛けが決まり、豊昇龍が一敗を守った。

翠富士の左足首付近への絶妙な外掛けだった。あれを持ちこたえられる力士はいないだろう、見事!!
今日の3関脇、6日目の取組を終えて1敗 豊昇龍 2敗

北青鵬ー宇良

「令和の曙」のフレーズで先場所華々しく新入幕を果たし、今場所東11枚目に番付された北青鵬。対して西4枚目、「21世紀版技のデパート」こと宇良。身長差約30センチ対決。
立ち合い左手で宇良を惑わすような素振りの北青鵬、肩越しの右上手をすぐに取る。潜り込んだ宇良は左を差して後ろ立てみつと右前みつを引き、外掛けをしながら寄るも効き目がない。北青鵬は棒立ちのまま上手投げで崩して寄って出るもこれは宇良がこらえた。最後は北青鵬の後ろに回り込んだ宇良が一気に前に出て、粘る北青鵬を土俵の外へと持っていった。

決まり手・宇良の送り出し!40秒に渡る身長差30センチ対決は宇良が制した。
振り返ってみると今日一番場内が盛り上がった取組だった。

6日目が終わり、全勝が錦木のみ。一敗で豊昇龍を含めた6人で競う展開になっている。




 

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