北磻磨の37歳での快挙成らず。
勝てば幕下優勝決定という一番。対聖富士(伊勢ヶ濱)に敗れて、来年初場所時点での単独3位の高齢十両復帰は成らなかった。押し出して勝ったのは、聖富士。
しかし、取組後はサバサバと「全然大丈夫、手応えを感じました」と力強く話したそうだ。
来場所にまた奇跡の続きを信じて託したい。
2敗の一人、熱海富士は元大関・髙安にもろ差しの体勢を許すも、忙しく動き、髙安のたぐりに乗じてうまく(タイミングよく)押し出した。熱海富士から見れば、ほとんど後手に展開していたように見えたが、辛抱強くあてがい、勝ちにつなげた展開力は本物の地力をつけた証と見た。明日は2敗同士で霧島。
その霧島は、大栄翔相手にあっという間のはたき込み、3秒で沈めた。
3敗の琴ノ若、昨日霧島に敗れた流れを切り替えたいところ、今場所の番付だけで比較すれば「格下」の竜電に立ち合いすぐ左上手を許す。頭も付けられ苦しい。この体勢を最後まで崩せずじわじわと寄り切られた。優勝争いの圏外へと追いやられる結果に。優勝を目前とした時のメンタル(プレッシャーを)跳ね返す力はいまひとつ備わってないか。
もう一人の3敗力士だった一山本は、翠富士に作戦(前へ前へ出るほぼ一択の)作戦を見切られたかのようにあっさりと引き落として敗れ、一山本も4敗へ後退した。
~各段優勝・序二段以外で~
・北磻磨との全勝対決を制した聖富士(幕下優勝)はインタビューで(付き人としてついている同郷の)熱海富士が頑張っていると問われ「負けないように頑張りたい」とのろしを上げた。
・三段目優勝は、北磻磨と同じ山響部屋の大昇龍。7月(名古屋)で肘をケガして秋場所を全休したが、休場明けで見事な三段目(全勝)優勝を飾った。
・序ノ口優勝を制したのは安治川部屋のウクライナ出身・安青錦(あおにしき)去年4月ウクライナから来日。「13歳から大相撲に入りたい」という夢を持ち続けていたとか。全ての質問に対し、流暢な日本語で答えていた。
・序二段は千秋楽に城間(尾上)と大凛山(荒汐)の対戦で決まる。
幕内優勝争いは、2敗で霧島と熱海富士。
この2人に絞られたと見る。
先場所の屈辱を晴らせるか↓↓↓