令和5年初場所3日目を迎えた。
関脇と小結、合わせて8力士のうち豊昇龍を除く7力士は、2日目まで土がついている。
群雄割拠という言葉は、いい意味で当てはまるのか、悪い意味で当てはまるのか。
今日もダイジェストで振り返る。
朝青龍を叔父に持つ豊昇龍、今日は元大関・御嶽海との一戦。
豊昇龍がすぐさま御嶽海の顔の下につける立ち合い、両まわしがっちり引きつけ丁寧に寄る。
腰を落としながらの寄り切り、3連勝。
先場所優勝の阿炎、3日目の今日は小結明生と。
立ち合い、突き放そうとする阿炎の右腕を手繰るが体勢に影響はない。
直後、突いて突いて阿炎押し出しの勝ち。
小結同士、霧馬山‐若元春の一番。
霧馬山の強烈なのど輪に、たじろぐ若元春。その反動を利用してはたき込みで霧馬山。
大関の地位を失い、関脇に陥落の正代。
2連敗スタートのあと、初勝利に向けての琴ノ若戦。
左四つからの押し出しで正代に初日。明日の4日目は阿炎と組まれた。
先場所3勝12敗で、幕尻16枚目に番付され後がない宝富士は、幕内最初の相撲で西14枚目東龍との対決。もろ差しになった宝富士、迷うことなく一気に寄り切り3連勝。先場所の名誉挽回といきたいところだ。
~これより十両~
炎鵬‐欧勝馬は、駆け引き・探り合いが続いたあと、足を取る・(切り返しぎみに)掛ける。最後は下手投げ決まる。勝利を掴むまで何手も繰り出し、小兵力士の苦労のようなものを感じるが、そこがまた魅力で惹きつけられる所以である。
朝乃山の3日目。4場所ぶりに十両復帰の白鷹山。
右差し・左上手の朝乃山の寄り切り、安定した相撲。
十両からの再出発、照強は島津海の足を取りにいくべく、かなり低い立ち合いで仕掛けたが失敗。押し出されて止まらぬ照強はマス席手前までかけてゆくのであった。
明日もよろしくお願いします。