9日目 横綱大関4力士、今日も全員敗れる!

 一体、どうなっているのやら…。
この事態はさすがに史上初の不名誉らしい。

結びの横綱照ノ富士は、好調・髙安との対戦。
お互い頭を付けあい様子を見る。
お互い引きに出るも、勝負に至らず。
今度は照ノ富士が足を飛ばし、蹴返しにいきながら引いたところにつけこみ、髙安が寄り切った。 直後にそーっと歩きながら東方に戻るその姿に、明日以降の出場が危ぶまれる気がしてならない。
照ノ富士、明日は大栄翔。 髙安は全勝の北勝富士との一番が組まれている。

大栄翔‐御嶽海は、大栄翔が立ち合いから突いて出る。御嶽海は下からあてがうだけで、あっさり土俵を割った。
かど番大関御嶽海は、6敗目で明日の対戦相手が1敗の玉鷲。苦しい道のりが続く。

東大関貴景勝は霧馬山との対戦。
すぐに左前みつを引いた霧馬山。右も(前回し)を引き、もろ差しになった霧馬山を、左から振り回す形で抵抗するも、寄り倒しに敗れた。
霧馬山は、横綱大関との対戦が終わり(3勝1敗と大健闘)、10日目は翔猿と。
面白そうな一番だ。

1勝7敗の大関正代は宇良戦を迎えた。
常に上体が低く、前傾姿勢が宇良が寄っていき、土俵際の反動を利用したかのような引き落としが決まり、正代、早くも負け越す。
休場や不戦敗を含まない9日目での大関負け越しは、15日制になってからは初めてだそうだ。 NHK解説の舞の海氏からも厳しい指摘があった。

玉鷲、あの貴闘力を抜き通算連続出場歴代3位となったこの日も、文句なしの素晴らしい相撲で記録に花を添えた。
北勝富士、今日も充実したいい相撲。最後、若元春を叩きつけるかのような押し倒しで全勝守る。
翠富士、負けはしたが先場所優勝の逸ノ城に食い下がった。最後は両上手の逸ノ城が寄り切り。2分45秒の大相撲。体重差98㎏。重かったろうなぁ。。。

十両は、2敗同士の一番栃武蔵‐美ノ海。
美ノ海、左前回しいい所引くも、栃武蔵も左上手。
すぐさまここからの上手投げで、栃武蔵2敗を守った。

1敗の北青鵬、今日は千代栄との一番。
立ち合い右上手も肩越しからで、遠くてやや強引か。それでも右上手と左差しで千代栄を寄り切りこちらも1敗を守った。

また、元大関で東幕下15枚目の朝乃山は、高田川部屋の湘南乃海と全勝対決。
先に湘南乃海が右上手を引くも、朝乃山の出足の圧力に対して、咄嗟に引いてしまい寄り切られた。

大相撲九日目を終わり、幕内
全勝 北勝富士
1敗 玉鷲
2敗 髙安・千代翔馬・錦富士
となり、

十両が
1敗 北青鵬
2敗 栃武蔵
3敗 熱海富士・輝・美ノ海
となっている。


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