大関・貴景勝が前頭2枚目琴ノ若に勝った。
立ち合いから突き押しの展開、途中から貴景勝が強烈な張り手を何発も繰り出し、右のど輪からの押し出し。1敗を守る。
残る2人の大関は御嶽海が翔猿に、正代も玉鷲に相次いで敗れた。
照ノ富士戦同様、自ら積極的に立ち合いから突っ張り、流れの中で四つへ。頭を付けながら、最後はもろ差しの形となり、寄り切った。
玉鷲は右のど輪から一気に前へ、最後は左のど輪で押し出し4連勝。
正代はいいところなく、3連敗で1勝3敗。
注目のモンゴル対決、豊昇龍‐霧馬山は、立ち合い豊昇龍が右に変化し、右上手を引く。
この右上手と左のど輪で一気に霧馬山を寄り切りに破り、幕内通算100勝となった。
宇良が今日も珍しい決まり手を繰り出した!
前頭3枚目の宇良が、同5枚目の実力者・宝富士を「伝え反り(つたえぞり)」という珍手で勝った。今場所151㎏まで増量した宇良が今日も魅せてくれた!
立ち合いからの攻防の中、宇良が引きにいった次の瞬間に、宝富士の左腕をぐるっとくぐるような感じとなり、宇良自身の上体をあずけ、もたれかかり、勝負を決めた。
調べたところ
※伝え反りとは・・・相手のワキの下をくぐり抜けながら後ろに反る技 とあった。
幕内では2002年秋場所の朝青龍‐貴ノ浪戦以来20年ぶりとなった(朝青龍の勝ち)
過去の大ケガ、右ヒザのぶ厚く大きいサポーターを見ると、心配や不安もよぎるが、それでも珍手・大技を繰り出す宇良から相撲の醍醐味を教わっている気がする。
四日目を終えて、
幕内全勝は玉鷲・若元春・北勝富士・王鵬の4人。
十両全勝は美ノ海・千代栄・栃武蔵(新十両)と続いている。
技のデパート健在↓↓↓