泣
そりゃそうだろう。
2021年
当時、大関に君臨していた朝乃山。
これから天下(横綱)を獲ろうという時に・・・。
自らコロナ緊急事態宣言中にガイドラインに触れる違反行為を起こしてしまい、事情聴取の際に「事実無根です」と答えていたが、弁護士の求めでスマートフォンを調べたところ、虚偽報告(=ウソ)が明らかになり「6場所の出場停止と50%の減給6ヶ月」と現役大関がしでかした行為に対し、かなり厳重な処分が科せられた。
三段目からの再スタートとなったが(負傷に関わることではなかったので)圧倒的な成績を残し、幕内上位まで番付を上げてきた頃に、今度は相次ぐケガに見舞われてしまう。
2023年(去年)の7月を皮切りに11月、今年(2024年)1月と5月(春巡業中の4月の怪我で全休)その次の7月名古屋場所では初日から3連勝するも、4日目・一山本戦で左膝靱帯の負傷(車椅子で退場する事態)が今でも響いており、新年の初場所(西幕下41枚目に番付)も休場する意向を固めたようだ。
本格的な稽古もまだ再開できていないとか。
そりゃあ泣きたくもなる。
朝乃山も30歳(来年3月に歳を重ねるそうだが)
自ら起こした不祥事を乗り越え、これからと言う時に今度は大ケガによる番付降下を味わっている。その悔しさ・やるせなさは本人にしかわからない。
「戦後、幕内経験者が三段目以下に2度転落後、再入幕した例はない」
とのネットニュースを見かけたが、この厳しい現実に対して、時間をかけながらどれだけ気持ちを掻き立て「笑」につなげることができるか。
つらい時間が続いている。