立ち合いからの突っ張り、その激しさは往年の麒麟児や富士櫻を彷彿とさせる。
春日野部屋の栃丸が、苦節10年で勝ち取った関取の座をわずか3場所の在位で明け渡すことになってしまった。
わんぱく横綱のタイトルを2度獲得。
東京都立新田高校相撲部でさらにそのキャリアを磨き、2011年5月技量審査場所で初土俵。同期には、新田高校4年先輩の千代大龍、後の横綱照ノ富士、明生、常幸龍、白鷹山、力真とそうそうたる顔ぶれ。
プロキャリアは最初、幕下までは2年足らずで昇進を決めたが、その後スランプなどがあり、三段目との往復を数回経験した。
「押すだけなんで、それを貫きたい」
という本人の言葉通り、突き押し一筋。
2勝13敗で終わった秋場所を振り返る。
まず15日間を通して、立ち合い・相手に前廻しを取られて、一気に勝負を決められたという場面はなかった。
回転の速い突っ張りで主導権を握り、さらに突っ張り、勝負を決めにかかるが、決めきれない相撲が多いのは、大概、上体が高い(腰高)で、回転は速いが=突っ張りがいまいち軽いのか(失礼ながらそのように見受けられた)
足が揃ってしまい、逆転の引き・叩きを食ってしまうこともあった(大翔鵬、千代丸戦)
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