ようやく決めてくれた。
いつまでも待つつもりだったが。
初土俵から関取(十両)まで11年超。
十両在位連続11場所。
幕内最年長・玉鷲の義弟
デビューから所要79場所と外国出身力士で最も遅い新入幕となった
玉正鳳萬平(片男波)31歳9ヶ月
来日当初に入門した(登録上の所属力士が0人となったため閉鎖に至った)高島部屋を含めると4度の部屋移籍。
高島→春日山→追手風→中川→片男波
幕下と三段目の往復3回。
改名歴3回(4種類)
高春日→種子島→旭蒼天→玉正鳳
本当に苦労に苦労を重ねてきた。
右四つを軸に上手投げや叩き込みで勝ちに繋げるのが多いかな。
ステージを幕内に上げてどう立ち向かうのか。
軽量の悲哀を味わうこともあるだろうが、柔軟な下半身からの逆転勝利と諦めない勝負根性を加味してどれだけ白星を積み重ねられるか。
2022年の名古屋で7番相撲を不戦敗しているが、これはコロナ感染者と濃厚接触した可能性があるためで公式記録に休場はない(このあたりのケガをしにくい体質も義兄・玉鷲を受け継いでるようだ)
第51代横綱・玉の海(先月亡くなったあの北の富士氏の好敵手)を輩出した名門・片男波部屋もこの玉正鳳と玉鷲に序二段力士2人の合わせて4名だけの所属という有様。
新入幕で迎える初場所は自身の存在アピールに加え、この「片男波部屋」の名前も再び世に知らしめることも、玉正鳳の役割であり使命のような気もする。