豊昇龍に横綱としての意地、最後まで優勝争いの壁として立ちふさがってほしかったが、惨敗。星の差を「3」と広げてしまった。
(横綱が繰り出した)張り差しの間を縫うように霧島左差しに成功。おっつけで抑えにかかるも(豊昇龍)霧島構わず吊り寄りからの上手投げを決めた。
前日まで7連勝と星を伸ばしてきた豊昇龍だったが(昨日も内容は良くない)今日はこの状況でとうとう痛い黒星3敗目。(横綱として)一枚岩で踏ん張ってきている印象だったので、ちょっとガッカリしましたね。
大の里、今日も危なげなし。
好成績でおとといより上位戦に当てられてる伯桜鵬。
挑戦者の強い当たりを正面で受け、その衝撃を逃がすかのように右からはたき込んだ。余裕の勝利で12連勝。
さて、明日勝てば早くも4度目の優勝が決まる。対戦相手は大関決戦となり、琴櫻。
今の琴櫻に大の里をたじろがせるだけの要素が見当たらない。
伯桜鵬同様、上位戦抜擢が続いている安青錦。
大栄翔に突き押しガチ勝負で挑んだが、見直すと途中の引きが敗因となったか。
このあとの突っ張りをまともに受ける形になり、突き出された。
昨日おとといは接戦を落としたが、今日は完敗。
明日は4敗に後退した上記の伯桜鵬。これはこれで楽しみな一番が組まれた。
~幕下より~
炎鵬、負け越し。
大ケガから復帰、5場所連続勝ち越しを続けていた炎鵬が今日の6番相撲で伊波(尾上)に敗れ、4連敗で負け越しが決まった。
右差しから足を取り、激しく動き回る炎鵬だったが、逆に伊波の小手投げに押し潰されてしまった。悔しい負けだったが「自分の技術と力不足だと思う。弱かったということです」と取組後にコメントしたという。脊髄の調子はどうなのだろうか、だましだまし取っている部分もあるのだろうか。まずは今場所もう一番、白星を重ねてほしい。
