朝乃山、再び栄光に向かって

 1回目は自身の不祥事で、2回目は膝の大ケガで。
公傷制度廃止の憂き目にあって、7場所の大関在位経験者が、西三段目21枚目まで番付を下げた朝乃山の春場所は、7戦全勝の三段目優勝で見事6場所ぶりの再起を果たした。

プライドをかなぐり捨て、また帰ってきた朝乃山。
同じ北陸地方の出身・富山県の朝乃山に対して、隣県である石川県出身の炎鵬(同じ1994年生まれ・学年は朝乃山が1つ上)と大けがからの再起という意味では切磋琢磨しながら関取復活を目指す進行形同士である。

7戦、退けてきた顔ぶれを見渡せば、三段目って言ったって
5日目 碇潟(オヤジ・甲山親方、兄・若碇)
9日目 矢後(元・西前頭10枚目)
と有望力士と元関取をきっちり下している。

朝乃山はこう話したという。
「僕の膝よりも、炎鵬の首のけがの方が大変だと思う。それでも序ノ口から復帰している。僕も、誰かけがした力士の手本になるように、しっかりと活躍できれば」と。

揺るぎない信念のもと、再び立ち上がった31歳。
通算2度目の三段目優勝を手土産に、来場所は幕下上位へ再進出か。

7番相撲の千代大牙戦です↓↓↓

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