2022年4月27日付の日刊スポーツによれば、
幕内力士の平均身長は183・3センチ、平均体重は157・3キロという。
来たる九州場所を迎える関取に、その平均数値をあざ笑うかのように活躍し、稽古に精進している力士がいる。
翔猿正也(とびざる まさや) 追手風部屋
174センチ/133キロと上記の平均身長体重から比べると、「小兵」という言葉に当てはまる力士か。
先場所・9月場所では、1横綱・1大関に勝ち、10勝5敗で初の殊勲賞を受賞。
今度の日曜日から始まる九州場所を東小結で迎える。
押しのスタイルが主ではあるが、その後の相撲の展開・流れ・決まり手に至るまで、この体をフルに使ったいろいろな技を繰り出して、観客を楽しませてくれる。
勢い余って砂かぶりや、花道の奥の方まで行ってしまうことも少なくない。
平成29年(2017)7月場所、新十両昇進を機に四股名を「翔猿(とびざる)」と改名。
その由来は、翔猿自身が申年生まれで、自らの動きを「猿みたい」とみているところかららしい。
縦横無尽に土俵を駆け巡り、果たしてどんな15日間を見せてくれるのか。
東十両4枚目・木瀬部屋の英乃海は実兄。
相撲界屈指のイケメン力士として知られ、女性ファンが多い。
好きな食べ物はグラタンだそうだ。